番外編

あとがき

 


 ラオス語で「頑張って!」は「ぱにゃにゃんだー」。

 ちなみに「がんばる」は「ぱにゃにゃん」だそうなので、かわいい女の子同士が「ぱにゃにゃんだー!」「ぱにゃにゃん!」という世界一かわいい応酬を、世界のどこかでしている可能性があります。そう思うとこの世界も悪くないですね。ちなみに、「ぱにゃにゃんだー」は「サラマンダー」と韻が踏めるので、DECO*27さんの曲をよく替え歌して歌っています。異常独身成人男性です。

 

 はじめまして。こんにちは。「2番目に好きな人と結婚しました」の作者、柚子湯です。

 「あとがき」という魅惑的な響きのものを書くのをずっと楽しみにしていたので、冒頭は私の好きなラノベ作家、さがら総さんリスペクトで書かせていただきました。急なキャラ変に驚かれた方はすみません、ブラウザバックはやめてください。



 さて、冗長なあとがきは近況ノートの方に書かせていただくとして、こちらの方では簡潔に謝辞を述べさせていただきたいと思います。


 まずはこの作品の発端となったKさん。忘れもしません、大学1年の夏。家事をしながらうだうだと電話をするなかで「お互いいい歳になっても独身だったらシェアハウスとかしようよ」などと青すぎることを話しましたね。思い返すだけで胸がイタイですね、早く忘れたい。でも、中学からの友達であるあなたとそんな会話をしたことから、この物語が生まれました。実際に名前も少しだけもじってしまいました。琴葉さんみたいなクーデレではないですけどね(余計な一言)。兎にも角にも、ニバスキ(略称)のきっかけをくれてありがとうです。

 

 次にKさんの友達でもあり、稲藤くんのモデルとなったTくん。あなたとは最近連絡しておりませんが、今でもクズ男ムーブは続けていらっしゃるのでしょうか。ママ活の話はどうなりましたか? 私、気になります。

 はい、稲藤くんのあのヤリチンキャラには実はモデルがいたんですね。最初はただの「主人公の親友ポジ」という舞台装置的な役割しかなかったですが、4章あたりから内面を深堀りしていきました。が、そこは一切Tくんとは無関係なのでTくんはただのヤリチンです(余計すぎる一言)。この小説の存在すら知らないと思いますが、お陰でいいキャラが書けました。ありがとう。


 そして、途中まで担当編集的な役割を担ってくれたSさん。毎話毎話書き上がって投稿する前に、感想を求めてしまってすみませんでした。しかし、あなたが褒めてくれたから私はこの作品を書き進められました。創作者は皆、感想に飢えるモンスターですゆえ(過度な偏見)。何より小説を書いているあなたからアドバイスをもらえることはとても有意義でした。ありがとうございました。



 何より、ここまで読んでくださった読者の皆々様。

 本当にこの文を読んでいるだけで天才級の優しさを持っている皆々様です。

 心より、土下座をしてでも、感謝の意をお伝えしたいです。ありがとうございました。


 この「2番目に好きな人と結婚しました。」という作品は、私が大学1年の秋から書き始めて、初投稿にしてはとても多くの方に見てもらいました。しかしそのプレッシャーからか、否、単なる実力不足のせいで、私は自分の書いているものが途中から面白いと思えなくなってしまいました。そこで、一旦物語を打ち切り、再スタートすることに決めたのが大学2年の5月28日。

 ちょうどこの日に、現ニバスキの第1話も投稿しました。なので、本当はこの日に最終話を載せたかったのですが……! ここまで読んでくださった読者諸賢の方なら知っていると思いますが、私は筆が死ぬほど遅いので、結局6月にずれこんでしまいました……。まぁ、ジューンブライドって言葉もあるし、いいよね!(自分に甘い)

 そんなこんなで、現ニバスキだけでも丸三年(しかも、就活で丸々一年更新していない)。旧ニバスキの初投稿から考えると、3年半あまり。本当に、ほんと~~~に長い時間をお待たせしました。死ぬほど申し訳ない気持ちで死にます。いや、生きます。ぱにゃにゃん!


 毎日投稿が当たり前に横行している、じゃなくて行われているWeb小説界隈で、こんなに筆が遅いと忘れ去られるのは全然当然必然です。筆が遅いだけならともかく、ニバスキの内容は後半になるにつれて、読者の方が求めているものではない方向性にシフトしていった自覚もありました。

 実際、私がリスタートしてまで書きたかったニバスキの物語は、この現ニバスキの第2章にあたる部分です。「2番目に好きな人と結婚した。しかし、絶対にないと思っていた1番目のカップルが破局して、こちらに気があると分かったら……?」という葛藤の部分でした。琴葉ちゃんが涙して気持ちを自覚する話は、実際とても人気がありましたね。あれは個人的にもよくできたなと思いました。もっと褒めてください。


 しかし、第2章で物語を畳むにはあまりに歯切れが悪く、結局春咲ちゃんや天賀谷くん、稲藤くんや朝比奈さんといったサブキャラクターの掘り下げをやっておかないと! となり、3章4章と続けていくことになりました。もちろんそれを後悔している訳ではありませんが、主人公とヒロインのカップルが人気になるのは全然当然必然なので、もっとサブキャラたちを愛してもらえるように面白く書けたのではないかと実力不足を反省しているのです。


 長く物語を書いていると、どうしてもキャラクターに愛着が湧いてしまうもので、この作品をきちんと綺麗に締めたいという感情も湧いてしまいます。なので、第5章はラブコメもやりつつ、一瀬くんの内面も掘り下げさせていただきました。と言いつつ、一瀬くんは殆ど自己投影ですけども……(恥)。まあ実際「恋人いらないから結婚したい」という願望から始まってる話なので自己投影なのはある程度仕方がないのですが、後半はもはや開き直って自分をふんだんに注ぎ込んでましたね。悩みに悩んで、就職先まで同じにしてしまったくらいなので。。



 さて、結局長々と書いてしまった気がしますが、結論は感謝です。

 3年半、私が大学1年生の時から社会人1年目になっ(てしまっ)た今日までだらだらと書いてきたこの物語を、一度でも、少しの間だけでも、愛してくださったすべての方に。



 本当に、本当に、ありがとうございました。


 

 特に☆やコメントをくださった方には、たいへん助けられました。創作者は(以外略)ですので、あなた方がいなければここまで書くことは絶対に出来なかったと思います。たくさんの応援、本当にありがとうございました…!




 皆様の心に、多少なりとも何かを残せたのなら、これ以上の幸せはありません。


 また、ニバスキはひとまずここで完結しますが、実は高校編や社会人編など、描きたいエピソードはまだまだ眠っています。それもぼちぼち短編集的な形でお届けしたいなと思っておりますので、もしよければこれからも、一瀬くんと琴葉ちゃん達の物語をよろしくお願いいたします。




 


 それでは最後に。

 皆さんの人生に幸多からんことを祈って。


 ぱにゃにゃんだー!(本当にありがとうございました)







 

                      2023年6月4日   柚子湯


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【祝・完結!】2番目に好きな人と結婚しました。 ゆず 柚子湯 @citron41060

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