はい!
未だに読んでくださる方がいてうれしい柚子湯です。
昨日なんか星2から星3にあげてくれた人がいてすごいうれしかったな。
ちなみに今は、漫画原作用のプロットなんかを書いております。
多分またラブコメになる気がするので、もしよければ見てやってください。
さて、のんびり続けてきたこのプロット公開も今回で最終回!
最後いちたちのハッピーエンドをどう描こうと組み立てていったのか、
興味のあるもの好きの方はどうぞ~。
***
510
新学期が始まる10月
結局就活は何も進まず夏が終わる。焦る一瀬。
アイツらこそ物語に相応しい人間だ。
※内定までにあと何度面接を落とされるのだろうか
「橘は好きだった奴に憧れて同じ教師の夢を追いかけ始めた、なんて物語的なんだ」
「俺みたいな人間は主人公になれない。こんな奴が主人公の小説はさぞつまらないだろうな。作者も途中で書くの辞めてしまいそうだ」
距離を置こうとする(この間にひと月)
「もうやめなよ」
どう引こうか
511
(一瀬視点)←ほんと?琴葉の方が良くない?←んなこともないだろ
11月中旬
文化祭を翌週に控えたある日
一瀬琴葉衝突回(大事!)
距離を置こうとするのやめて、
夢で元カノに刺される(ほら、言ったでしょ?空っぽ同士の方がきっと楽だよ)→琴葉の温もりで目が覚める→思わず涙が出て胸に抱かれる とかの方が成長があるか
「そこがあなたのいいところじゃない!」
「私はそんなあなたのことが……!」
「え?」
「いや……その、尊敬してるってことよ」
「だから、そんなチンケな理由でこの結婚を辞めようなんて言わないでよね」
512
(一瀬視点)
11月末、文化祭当日
・クイズ大会に巻き込まれる
人と競うのが好きと気付く?
・決勝で琴葉チームと激突、最後は一騎打ちに
「どっちが勝つ!?」で引く
513
(一瀬視点)
一瀬チーム優勝からの打ち上げ
橘のバイト先の飲み会にお邪魔する3人
・文化祭に初めてまともに参加
「自分が逃げてなきゃ、もっと楽しめたんだろうな」
・一瀬は自分の就活の軸を決める
「橘と競ってる時が1番楽しかったかもな」
「何者かになりたかった。でも、今は違う。
ただ俺は橘と一緒に歩けるような人になりたい」
→気持ちの自覚と就活の軸が同時
「居場所をくれたから好きになったんじゃない。「アイツの居場所になりたい」からアイツが好きなんだ」
「俺が描く未来の中に、アイツがずっといて欲しい」
514
(一瀬視点)
打ち上げ抜けて2人きりになるいちたち
「俺、ようやく決めることができた」
「そう」
「まぁ、受かるかは分かんないけど」
「大丈夫よ。あなたならきっと」
「だって私に勝ったんだもん」
・プロポーズの予告
「もし俺がちゃんと内定取れたらさ、一つだけ俺のお願いを聞いてくれないか。内容はその時まで言えないけど……」
「いいわよ。その代わり、もし駄目だったら私のお願いも聞いてもらうから」
「え、なんだよ」
「その時まで言えないわね」
「ですよね」
内定が決まったら、ちゃんと思いを伝えよう。
そして正式にプロポーズするんだ。
515
時は過ぎ、翌年4月
・稲藤と学校帰りで会話
就活はクソだ。
将来禿げたらおそらくこの半年のストレスが原因って確信できるくらいに就活は辛かった。
結果、コンサルや教育など様々な業界を見つつ、最終的には出版社を第一志望として、無事に内定を得た。もちろん大手コンサルや商社からも5社ほど内定を得ている。
「雑誌の編集なんて成果主義も良いところだからな」
「まあ異動ばされないように頑張りなよ」
「お前もな」
疑問:稲藤の就職先は?
→アイドル関連?テレビとか?
「そんで?琴葉ちゃんにはちゃんと言ったの?」
「ああ、これからな」
「そっか。じゃあ、そっちも頑張ってな!」
「頑張るって何をだよ」
「ばーか。もう浩貴の考えてることなんて大体わかるよ」
「お前は俺の何なんだよ、ったく」
・帰宅
(一瀬側の回想入れるならここかなあ)
「おかえりなさい」
ああ、綺麗だ。
「今日やっと第一志望の会社から内定の電話、もらった。これで就活は終わりだ」
「お疲れ様、長かったわね」
「随分焦った時もあったけど、橘が話聞いてくれたから助けられたよ」
「あら、いつになく素直ね」
「ありがとう」
「……それで?結局お願いってなんだったの?」
「ああ、よく聞いてくれ。
卒業したら、俺たちのこの関係を終わらせたい」
「えっ?」
そして、一瀬は指輪を見せる。
告白。
一緒にいたい旨を伝える。
「卒業したら、正式に結婚しよう」
「……はい」
516
(琴葉視点)
嫉妬しかけた話とかも暴露して欲しいかも!
「依存をやめるために、友達を作ろうとしたの。それは結果的にとても良かった。でも、あなたとの生活を失いたくないって気持ちは全然弱くならなかった。むしろ、強まるばかりで。なぜかしらね」
回想から。
一瀬に初めて出会った日。
一瀬と競い合った高校時代。
一瀬に再開した大学2年の冬。
一瀬への気持ちに気付いた春。
一瀬と過ごした1年半。
そして、今。
「正式に結婚しよう」
「はい」
思わず、涙が出る。気持ちに気付いた時以来だ。
同じ気持ちだったことに気持ちが昂る。
「実はね」
仮に一瀬が就活に失敗したとしたら、私はプロポーズすると決めていた。あなたがたとえあなたを嫌いになっても、私だけはあなたを愛しているとどうしても伝えたくて。
「なんだよ、俺がヒモでもいいってのか」
「もちろん。経済的には何の問題もないわ。一応、官僚とかからも内定は貰ってたしね」
「ええ?!末恐ろしすぎるだろ……」
「私だってあなたに負けたくない、それだけよ」
夜
月を見ながら。フェネチルアミンに誘われて。
「私、死んでもいいわ」
517「2番目に好きな人と結婚しました」
結婚式から幕開け(実は卒業式と同日)
ほぼ卒業式はすっ飛ばしてもいいかも?あとから振り返る感じで
「まさか晴れ着からドレスに着替えるなんてな……俺はほぼそのままだけど」
「しょうがないじゃない、両家の親の都合が合うのがこの日しかなかったんだから」
皆に見守られながら、誓いのキス。
「あれ?そういえば初めてでは?」
「今更ね」
・「2番目に好きな人と結婚しました。」タイトル回収END
「二番目に好きな人と結婚するのが最適解なんて言ってたけど、結局お互い普通に好きになっちゃったな」
「まぁそうね…悔しいけれど私たちの学説はまたこれから検討していいましょう」
「俺たちの研究はこれからだENDだな」
「でも、人生で最も私に影響を与えたという意味では、やっぱり楓が1番の想い人だけどね」
「まぁ職業選択にまで関わるくらいだからな。それで言えば、俺の人生が変わったのも、春咲を好きになったからだ」
「じゃあ……やっぱりお互いまだ二番目ってことね」
「そうだな。じゃあ俺らの説は正しかったということで」
結局、俺は。
否、俺と橘は、二番目に好きな人と結婚した。
「こんなおめでたい日に言うのもなんだけどね」
「いいさ、死ぬまでには1番になってるから」