お久しぶりです。柚子湯です。
ニバスキが完結してから数日。
なんと毎日300近くのPVがあって、とても嬉しくなっております。
☆もぽつぽつ頂いてついに99人!ちなみに作者のフォロワーもちょうど99人なので、どなたか両方のキリ番を一気にかっさらってください()
さて、今回はニバスキのプロットを供養する回です。
今までサポーターの方向けにやってきたこの企画ですが、まぁもはやサポーターの方はいませんし、少しでも読んでくださった方に何かお返しできればという気持ちでやりたいと思っております。
未公開のプロットは第5章だけなのですが、これめっちゃ長いので、何回かに分割したいと思います。第1回の今回は、第5章の概観です。
私は章全体の大まかなプロットと、1話ごとに何をやるかという細かいプロットを両方作るのですが、それの前者ってことですね。まあ、兎にも角にも見てもらいましょうか。こんな感じです。
〜〜〜
5章
3年の夏。
琴葉が交流の輪を広げ始める。
最初は一瀬もそれを微笑ましく見守っていたが、就活で何も言わずに先を越されているのを見て焦り始める。
それは橘に置いていかれるという焦り。
その感情は10月のミスコンで輝く橘の姿を見てピークに達し、自分の弱さを自覚し、距離を取ることを決意。
一瀬には「自分」というものがないと打ち明ける。
接する相手によって、少しずつ自分を演じ変えてしまっている。物語の登場人物のような一貫した性格を持ち合わせてない。こんな主人公がいたら、それはさぞかしつまらないんだろうな。そして、だから自分のやりたいことが分からないのだと。
そんな一瀬の申し出を、橘は拒む。
「それが貴方のいいところでしょう!?私には到底できないことよ!!」
橘は逆に誰にとっても同じ自分でしか対応できない。
物語にふさわしい人間だ、と一瀬は眩しく思う。
「分からないのは知らないからよ。今からでも間に合うわ。手当り次第エントリーしてみましょう。もちろん、内定は私の方が多く頂くけどね」
「私たちは夫婦である前にライバルなの、忘れてない?それとも、あのたった一勝でもう満足したとでも?」
「はは……減らず口め。東大首席だぞ!引く手あまたに決まってるだろ!負けるわけが無い!」
「……琴葉」「え?いま、」
「……励ましてくれて、ありがとう」
「別にそんなつもりじゃないわ」
「またお決まりのツンデレか?」
「ううん。もうあなたと離れ離れになるのが嫌だっただけよ」
「……!」
「よし、じゃあ賭けをしないか。俺が勝ったら、俺の言うことをひとつ聞いてくれ」
「じゃあ私が勝ったら、私の言うことも聞いてくれるのね?」
「ああ、もちろんだ」
お互いに結婚を念頭に置いて賭けをする。
問題:結局、橘はいつ夢が教師だって打ち明けたの?
→最悪、一瀬が知ってたことをなかったことにするしかない(いやー違うな)
劣等感で浩貴は言えない
琴葉は「言ってよ」と怒る
〜〜〜
はい、こんな感じでした!
これを書いたのはちょうど1年前、2022年5月ですが、割と変わってないですね。細かいプロットを詰めたのが夏のことだった気がします。
まあ琴葉がミスコンに出場してたりと、もちろん細部は違うところもありますが……。
この時考えていたのは「安易に二人をすれ違わせても読者はいちゃいちゃが読みたいだろうから、琴葉にそれを引き止めてもらおう!」的なことでした。
なので本編でも、最終的に一瀬くんのことを琴葉ちゃんが甘やかすみたいな話になりました(まあその分鬱展開的な話も結構やったけど……)
あと、私は自分のプロットで気になる疑問点を自分で書いておくんですが、
今回の教師云々の話は完全に私のミスですね。
話の整合性が取れなくなってしまったので、こっそり203か204あたりの会話を一部改変しました。
……などなど、需要があるか分かりませんがプロットについて話してみました!
次回からは細かいプロットを公開していきます!
過去の第4章までのプロットが見たい方や私の創作活動を応援してやってもいいという方は、是非サポーターになって頂けるとうれしいです。
それでは、今回はこの辺で。
またお会いましょう!