良いものを良いと感じるために、必ずしも理解を伴う必要はない。物語も。
- ★★★ Excellent!!!
本作の舞台は未来。戦いによってダミー都市を構成して敵を欺かなくてはならないような世界。世界は戦いに特化している。
そんな中、それでも物語に没頭する人たちがいる。
戦いに必要ではないとわかっていても。
主人公葉太は優秀な人物。しかしそれでも理解できないものがある。
でも、心には伝わるものがある。
それを教えてくれるのが、生徒である桜子。
そんな二人の、教官と生徒という刹那的関係の、軌跡を描いています。
カクヨムにも触れ、物書きであれば感じることがあるだろう、素敵な作品です。