初夏色ブルーノート

作者 紺藤 香純

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★★★ Excellent!!!

目の前の世界を映さず、昔はよかったと、それだけ繰り返す明子。
現実世界で疎まれるだろうその言動に、行き場のない憤りと憐憫を感じる。でも彼女が目の前にいた時、私は口にはしないだろう。
同時に、繰り返したいほどの大切な想い出を持っていることに、羨ましくも思う。

私が家族だったら、
どう想えばいいのか、どう接すればいいのか。

今レビューを書いていて、
結論を出したくない、と逃げている。
この世界で、選択を迫られている人々がいるとわかっていながら。