繰り返す時間の中で掴めるのか一期一会のチャンス

プロローグの衝撃的な始まり方。本作を読み始めてすぐに主人公である「山瀬 涼太」と同じく訳の分からない空間に放り出され一緒に周囲を見渡しそして惨劇を目にするはずです。

そこから時は変わり1994年の日本で転校生として高校生活がスタート。
そしてメインヒロインであるツンデレ少女「四夜 一期」との出会い。学校の規則により個性的な担任「朝倉 富子」と3人で203号室での共同生活。
そこから始まる本当に楽しい日々。バンド部を立ち上げ集まる仲間。読んでいるこっちも皆の楽しい掛け合いと一期のツンデレと先生の破天荒ぶりに笑い、明日は何があるのかな? ってワクワクさせられます。

でもプロローグの情景がずっと頭の隅から離れないんです。楽しい日々や会話にも何となく小さなシミのような違和感を感じてしまいます。

そして……

ここからは読んでみてください。楽しい日常があるからこその違和感と不穏な空気感を味わえると思いますよ。

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