ゴーストアカウント

暑い夏のある日、零斗は、一年前に死んだ幼馴染である紗奈の墓参りに来ていた。
手を合わせ終わって目を開けたそのときだった。
──スマホの通知音。
「やっほー、久しぶり！」
チャットの左上には、確かに「SANA！」の文字があった。

……これは、彼女と生前調べていたひとつのオカルトな噂から始まる、不思議な物語。


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