参考文献

怪物!

そうだ、怪物にちがいない。

怪物でなくて、なんだろう? 科学が発達した、いまの世の中に、東洋の忍術使いじゃあるまいし、姿がみえない人間がいるなんて、これは、たしかに変だ。奇怪だ!

 ――ハーバート・ジョージ・ウエルズ作『透明人間』(青空文庫)より



日本は如何なる時でも友人であり、そして盟邦でいてくれるであろう。

 ――マルティン・ボルマン記『ヒトラーの遺言』(原書房)より



日本を離れる挨拶をしに、植芝先生を訪ねた時のことです。先生はいつになく優しい目をしながら、こう仰有りました。

「塩田はん、あんたは誰にも負けんのやよ。それだけのものをワシはあんたに授けたんやから。しっかりやってきなさい」

 ――塩田剛三ほか著『合気道修行』(竹内書店新社)より




本書の執筆にあたっては上記のほか、多数の書籍とWebサイトを参照しました。

以下はその一部となります。



吉村昭『深海の使者』(文春文庫).

ウィリアム・L・シャイラー『第三帝国の興亡・ヨーロッパ征服』(東京創元社).

斎木伸生『ヒトラー戦史紀行』(光人社).

塩田剛三・塩田泰久著『塩田剛三の合気道人生』(海鳴社).

トラウデル・ユンゲ著『私はヒトラーの秘書だった』(草思社).

山本秀行著『《世界史リブレット》 049.ナチズムの時代』(山川出版社).

藤原喜明著『ゴッチ式トレーニング』(新紀元社).



また、ベルリンや狼の巣の描写については、以下から大きな影響を受けています。


深緑野分『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房).

ロッセラ・ポストリノ『ヒトラーの毒見薬』(マグノリアブックス).



※ 本作品は史実を参考にしたフィクションです。

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透明人間vs塩田剛三 梧桐 彰 @neo_logic

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