最期に言い残すことはないか――その一言からはじまるこの物語。夜のあぜ道を歩いていると、暗がりから誰かが不意に顔をのぞかせるような、すべて暗がりの中でのできごとに、読むあなたは身震いするだろう。
たくさんの人を殺して聞き出したかった人生を締めくくる言葉。いったい少女はどんな風に自分の人生を締めくくったのか。自分も少女と同じように気になってしまいました。
もしも道を歩いていて、突如腹を刺されたら、あなたは相手になんと言いますか?「息子がいる、母親はもういないんだ。頼む、助けてくれ」「こんなことしてただで済むと思ってるの」殺人鬼の少女はこれら…続きを読む
他人の死ぬときの最後のセリフが聞きたい。主人公はそれを聞くために殺し続けます。だが納得のいく言葉が出てこない。何人殺しても満足が行かない。そして一人の男性の最後の言葉に主人公は高揚します。『あり…続きを読む
もっと見る