★★★ Excellent!!! 傑作! 衞藤萬里 最期に言い残すことはないか――その一言からはじまるこの物語。 夜のあぜ道を歩いていると、暗がりから誰かが不意に顔をのぞかせるような、すべて暗がりの中でのできごとに、読むあなたは身震いするだろう。 レビューいいね! 0 2021年6月19日 08:52
★★ Very Good!! あなたは最後に何を言いますか? かな たくさんの人を殺して聞き出したかった人生を締めくくる言葉。 いったい少女はどんな風に自分の人生を締めくくったのか。 自分も少女と同じように気になってしまいました。 レビューいいね! 2 2020年6月10日 21:16
★★★ Excellent!!! 死ぬ前に言い残すことはないか? やまもン もしも道を歩いていて、突如腹を刺されたら、あなたは相手になんと言いますか? 「息子がいる、母親はもういないんだ。頼む、助けてくれ」 「こんなことしてただで済むと思ってるの」 殺人鬼の少女はこれらの言葉を詰まらないの一言で片付けます。もっと濃い、人生を一滴に凝縮した言葉を求め、殺人を重ねること都合7回目、彼女はどこへ行き着き、そこがどこかを知ることが出来るのでしょうか? ——答えはこの話の中に。 レビューいいね! 1 2020年6月10日 18:44
★★★ Excellent!!! 面白い、ただそれの一言に尽きます 四秋 他人の死ぬときの最後のセリフが聞きたい。主人公はそれを聞くために殺し続けます。 だが納得のいく言葉が出てこない。何人殺しても満足が行かない。 そして一人の男性の最後の言葉に主人公は高揚します。『ありがとう』という男のセリフに。 最後の描写にもあるように彼は死への渇望があったのでしょう。 誰にでも死にたくなる時はあると思います。死ぬことでしか味わえない感情が誰にでも存在するのです。 『死ぬこと』の意味、価値、そして感情。その全てが小説の中で表現されています。 一度でも死にたいと思った方におすすめの作品です。思わず主人公に共感してしまうでしょう。 レビューいいね! 4 2020年6月9日 22:39