概要
あなたが死ぬための場所で生きること
~本文より~
この、自殺する自由を受け入れる施設は、サイン一つで入所できる。何の審査もない。ただ訪れて、受付嬢から手渡された紙に、名前を書くだけでいい。
入所者は番号札を与えられて、好きなように過ごし、死にたくなったら番号札を受付に返して、望んでいた自殺の仕方をシートに記入する。翌日には用意が完了していて、アナウンスが流れる。入所者は入ってきた入り口とは違うドアを通って、その用意された場所へと向かう。
施設では、全員に個室が分け与えられて、美味しい食事と楽しいゲームと清潔なベッドが用意される。空調が年中きいていて、快適だった。
入所する時のドアは、入り口専用として、一度入れば固く閉ざされる。幾度も迷い、入り口手前で引き返し続けてようやく入ってきた者。無表情にあっさりと入ってくる者。
この、自殺する自由を受け入れる施設は、サイン一つで入所できる。何の審査もない。ただ訪れて、受付嬢から手渡された紙に、名前を書くだけでいい。
入所者は番号札を与えられて、好きなように過ごし、死にたくなったら番号札を受付に返して、望んでいた自殺の仕方をシートに記入する。翌日には用意が完了していて、アナウンスが流れる。入所者は入ってきた入り口とは違うドアを通って、その用意された場所へと向かう。
施設では、全員に個室が分け与えられて、美味しい食事と楽しいゲームと清潔なベッドが用意される。空調が年中きいていて、快適だった。
入所する時のドアは、入り口専用として、一度入れば固く閉ざされる。幾度も迷い、入り口手前で引き返し続けてようやく入ってきた者。無表情にあっさりと入ってくる者。
純文学ばかりですが、応援してくれたら、文章で感謝を倍返ししますね。文フリ大阪でも会いましょう。
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