ユエちゃんの設定が少しずつ明らかになるたびに、どんどん面白くなっていきます。よくこんなこと思いつくなあと感心しきりでした。とても楽しかったです。
何か書きます。西洋史とかクラシック音楽とかが好き。
「1.平麵」の食事シーンの時点で、文章の上手さがびしばし伝わりました。なんでもないシーンで引き込むスキル、語彙の豊かさ、端々に混ぜ込まれた不穏さ。先が気になるぜ!とばんばん読み進めるのではなく、1日…続きを読む
まず文章全体に漂う『和』な雰囲気に浮いてる『西洋』な主人公が「たまらない」と感じましたね。このチグハグさ、小説全体で見れば言葉は非常に少ないものの「必要な分だけ置いている」と感じる文字の置き方や、ル…続きを読む
うまそうな平麺と、その市のぼってり蒸した感触に取り込まれて、最後まで一気読みしました。人々の暮らしの様子がざらざらとした手触りと一緒に伝わってくるようで、魚醤の匂いのぷんと香る世界に足を踏み入れた…続きを読む
右目にもお腹にも何かがいる呪い師のユエ。彼女の、ある場所でのある仕事のお話です。設定や世界観について、明かされていくことと引き伸ばされていくことの間で楽しく翻弄されながら読みました。幻想的なの…続きを読む
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