嘘ではないが真実でもない自己演出に気づかされる

一貫された社会への、人生への倦怠感。
やれやれ系ではないが、冷めた目で俯瞰する主人公。
大学というモラトリアムにおいて、彼は何を見出だすのか。

「主人公と僕は一緒だ」
これすらも自らを演じているに過ぎないのかもしれない。

主人公が比較的女性経験が豊富なのも、本作の持ち味だろう。
いわゆる非リアの悲観的思索ではないからだ。

犯罪というタグが気になるが。
※3話まで読了時点の感想