SFと命の価値観

SF作品で技術の進歩による死の価値観の変化というのは、とても面白いテーマだが、珍しいと言えるものではない。
そんな中、この作品は死の価値観の変化を博物館という非常にわかりやすいもので表現しており、だからこそ素直に読者に考えさせるものがある。
博物館という過去を振り返るものだからこそ、「死」そのものが過去になったと読者に伝わる。
とても読みやすいのに、心に残るものがあるSF短編作品です。

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