捨てるという行為をすると、案外すっぱり諦められる。諦めるということは可能性を捨てるということなので、そういうことなのだろう。この物語に出てくる男がどんどんとゴミ箱に物を捨てていく様子は爽快で、オチも腑に落ちるものだった。男が吹っ切れる様子から最後まで爽快でおすすめです。