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  • 第5章 籠から外へへの応援コメント

    久しぶりにまた読ませていただきました!

    前回の応援コメントのお返事、ありがとうございます!
    叙述の仕掛けについて、的外れな解答をしてしまって恥ずかしい限りです。すみません。
    (^^;)

    さて今回の第16話『少年と野鳥の謎』ですが、今までとは雰囲気が違う感じで、途中でそう言えばこれは、Cool & Sensible 湾岸探偵局!の中の話だった、と気づいたくらい尊少年の目線や気持ちに入り込んでしまっていました!

    以下ネタバレがあります。

    尊が判別したいい人、悪い人について、いい人と判断した人は恐らく実は悪い人なのだろうな、と勘付いたのですが、悪い人と思った人がまさかの”あの人”だったとは!

    正体を知って、なるほどサングラスや服装をよく考えて見れば気づいても良かったのに、と思いましたが、サプライズでした!

    いつも読ませていただいて感じるのは、背景(場所)や、主題となっている物についての専門的な描写がとても丁寧で、奥行きがあって、より楽しめるということです。

    今回は野鳥がテーマになっていましたが、色々なことを知ることができました。
    とりわけ、怪我が治ったらすぐに放さなければならないというのは、気をつけなければならないと思いました。

    少年のちょっとした大冒険のようなできごと、メジロやオールリとの心温まるような交流、エリーの活躍、サングラスのあの人の圧倒的な存在感、とてもいいエピソードだったな!と余韻に浸っています!

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想を頂きありがとうございます。

    今回は鳥獣保護管理法をテーマにして、鑑識依頼も探偵依頼もない(明示的にされていない)という、ちょっと変わった書き方をしてみました。
    ワンパターンを打開するという意味合いがあります。
    また子供を見守るのは親だけでなく周りの大人全ての役割であるはずで、それが密やかに実行されているところを書いてみました。シリーズの登場人物なので、行動を理解してもらえると考えた上です。
    次作も機会があればどうぞお楽しみください。

  • 第7章 店主の秘密への応援コメント

    応援コメントのお返事ありがとうございました!

    前作『桔梗の花の謎』について、”叙述にちょっとした仕掛けも潜ませておいた”とのことですが、
    私なりに考えたのは、
    桔梗ということで”帰郷”。
    つまり、エリーゼはドイツに帰るのかな、ということでした。
    (でもエリーゼは”それは相手次第”と答えているので、違うのかと思ったり、、。見当違いだったらすみません。。)
    正解は何でしょうか?

    あと、『オリエント急行』のネタバレに関しては大丈夫だと思います!

    さて今回のエピソードですが、横溝正史の『獄門島』の文庫に挟まれていた暗号文の謎を解くというものと、

    その暗号文の解読を依頼した人物の住むマンションについて、建築図面と実物の差異鑑別というのをやり、法令に違反した箇所を探し出すという二方面からのアプローチがあって、

    その先に事件が絡んでくる(そしてまた過去の事件も炙り出される?!)という興味深いストーリーでした!

    解読に関してはエリーゼ、鑑別に関しては渡利がそれぞれ持ち前の能力を発揮して魅せてくれました!

    また萩と月の連想から和菓子の話が出てきたり(『萩の調』というお菓子は生産中止になったのですね)、歌舞伎の伽羅先代萩、ウィルキー・コリンズの月長石、T ・S・エリオット、松尾芭蕉の奥の細道、正岡子規の俳句、地名、名所、歌、などなどすごく色々な話題が出てきて読み応えがありました!

    それから日本の図書館で使われている”日本十進分類法”というのは初めて知りましたが、確かに図書館に行くとそんな分類がされていたな、と思い当たりました。

    古書の製本のくだりも興味を引かれました。

    前半の謎が、後半に展開された事件とその解決のピースに見事にはまってとても面白かったです!

    『獄門島』は色々な役者さんが金田一耕助を演じていますが、石坂浩二がやっぱりしっくりきますね!

    『ブラック・ジャック』は文庫本で全巻持っています。(余談)

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想を頂きありがとうございます。

    今回のネタでは「萩」と「月」がアレに繋がるという暗号的なネタを
    やりたかったわけですが、謎的に弱かったかなと思っています。
    しかし萩について調べていると、見栄えがあまり知られていない花なのに
    古くからたくさんの日本文化に関わっている、ということがわかったので
    総括してみようかと思い、書いてみました。

    さて話を少し戻して前作の「叙述的仕掛け」についてですが、
    「三人称神視点」で書いてあるように見せながら、実はその場にいるのに
    いると明示されていなかった人物の視点で書いてある、というものです。
    前例がたくさんあるので、斬新なものではありませんが、
    この回の主人公の「目立たなさ」を表現するのによいかと思い、使いました。
    伝わっていないようなら筆者の失敗ですので、お気になさらず。

  • 第6章 花言葉 (後編)への応援コメント

    応援コメントのお返事ありがとうございました!

    「第11話 エリーゼの過去」を再読させていただきました。読み返しながらそうそうこういう話だったなと、当時読んだことが蘇ってきましたが、海鷲という名前は抜け落ちてしまっていました。
    渡利との繋がりも再認識しました。
    (渡利のエリーゼに対する気持ちも再確認できました!)

    今回はDV男性の鳥毛海司が被害者という、ちょっと変わった設定から話が始まりました。

    ポイントとなったのは現場でちぎられた桔梗の花でした。3人の女性それぞれに桔梗をちぎらせるという実験を行い、果たして真犯人は?!という展開でしたが、一体この中の誰が犯人なのだろう?!と、色々考えてしまいました。(皆、怪しく見えたり見えなかったり、、)

    以下ネタバレがあります。


    事件の解決にはまだ時間がかかるとのことでしたが、まさかのコントのような考察や、花びらの表面についていた跡からの推察など、興味深い内容でした!

    またクリスティの『オリエント急行殺人事件』や『刑事コロンボ』の話などもちらっと出てきて懐かしかったです。
    (何気に『古畑任三郎』も?)

    エリーゼが今後どこへ行くのかは渡利次第?!答えるわけないと言っても聞いてみたいですね。

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想を頂きありがとうございます。
    今回は言葉の意味の違いを元に真実を見抜く、というテーマでしたが、
    楽しんでいただけたようで良かったす。
    また、実は叙述にちょっとした仕掛けも潜ませておきましたが
    お気づきになられたでしょうか。

    『オリエント急行』のネタバレはぎりぎり許されるレベルであると思いますが、
    もし問題があるとお感じになればお知らせください。

  • 第6章 真偽交換への応援コメント

    久しぶりに読ませていただきました!

    今回は1945年物のロマネ・コンティをめぐる事件でしたが、

    ワインに対する造詣が深くて、すごく読み応えがありました!
    説得力が違います!

    渡利の鑑識がとにかく惚れ惚れしますね。
    今回は前半の主役は渡利と言ってもいいくらいの働きでした!

    海鷲の正体は謎のままでしたか?
    (すみません、この点の過去の内容が定かではないのですが、もしかして渡利が海鷲?と勘繰ってしまいました。)

    また真偽交換の種明かしは、驚くべき手法でした!ここはエリの見せ場でしたね!

    アンとエリの変装調査も上手く行きましたね!犯人も後で地団駄を踏んだと思います。

    『どうやって家に忍び込んだのか、』
    確かにこれが謎でしたが、
    そもそも誰も本物のロマネ・コンティ45であることを証明できない、というのがミソになっているのかな、と思いました。

    それはロマネ・コンティ45かもしれないし、そうではないかもしれない、と謎のままにできるみたいな。

    それにしてもアンとエリに飲み放題のサービスは禁物ですよね。笑

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただき、ありがとうございます。

    ワインについてはずいぶん昔に興味を持って調べましたが
    今回これを書くに当たって新たに調べ直しました。
    しかし本当のワイン通が読めば「表面上の知識だな」と
    鼻で笑われてしまうかもしれません。
    何にせよお楽しみいただけたようで、何よりです。

    追伸
    海鷲については「第11話 エリーゼの過去」をお読みになるとわかると思います。

    編集済
  • お久しぶりです!

    今回は書道の贋作をテーマにしたストーリーでしたが、依頼主の書道家羽生麗羅と鑑定士の渡利が中心になっていて、いつもとはちょっと違う趣きがある作品で面白かったです!

    以下ネタバレがあります。

    書の鑑定というと筆跡を調べるのを思い浮かべますが、本作品では、贋作者の気持ちになって書を再現してみるという新しい試みや、感応という捉え方がとても興味深かったです!

    また、麗羅がどんどん渡利に惹かれていく様子が丁寧に描かれていて、特にエリーゼに嫉妬するくだりは、わかるなぁという気持ちになりました。

    麗羅としたら、偽筆が見つかった方が渡利に会えるチャンスができて嬉しいという、矛盾した展開になってしまいましたが、それだけ渡利が魅力的だということが、本作からもより一層感じられれました!

    事件の解決にあたっては、エリーゼの着眼点や、渡利の的確な段取りの指摘が光りましたね!

    これから2人の接点はまたあるのか、そこに鳳との新しい展開があるのか、今後再登場があるのでしたらまた読ませていただきたいです!

    次回作を楽しみにしています!

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただきありがとうございます。
    今回はエリーゼの出番が極端に少なかったため「特別編」としました。
    今後、もし書道に関して何か新たなネタを思い付いた場合は、
    羽生麗羅が探偵となって事件を解決する…という話を書くかもしれません。
    その際にはぜひまたご高覧いただきたいと思います。

  • 第5章 解けない暗号への応援コメント

    第1話に続いての国名がついたエピソードで、興味深かったです!

    スペイン語と硬貨についてもうちょっと自分自身がわかっていれば、更になるほど!とわかってくるような感じでした!

    こんな暗号を解いたエリーゼはすごい!(渡利もですが!)
    そしてつまり作者様がすごいです!

    そして”解けない暗号”に隠された真意にもはっとさせられました!

    解いてはいけないこともある、、、深いです。

    ちなみに『The Gold-Bug』(黄金虫)に出てくる暗号文もすごいですね!初見ではちんぷんかんぷんでした。

    エリーゼと渡利の更なる活躍を期待しています!

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただきありがとうございます。

    英語の暗号は、本文中でも書いたとおり、文字の出現頻度によって解読する、という作品がありますが、これを他の言語でもできないかと考えて書いたのが本作です。
    スペイン語の特徴をある程度活かせたのではないかと思っています。

    現在、「Cool & Sensible 湾岸探偵局!」は一時的に休載中ですが、いずれは月1本のペースでの公開を再開したいと考えています。

  • 第6章 エリーゼの未来への応援コメント

    “エリーゼの過去”ということで、どんな過去だっだのだろう?!と思いましたが、予想とは全く違っていて驚いたのと、興味深い内容になっていて面白かったです!

    以下ネタバレがあります。

    これは、シリーズの最初から読ませていただいていると、すごくなるほど!という気持ちにさせられて、より惹きつけられるエピソードだな!と思いました!

    エリーゼの過去もさることながら、渡利の過去も同時に知ることができるという展開で、ワクワクしました!

    また、クールな渡利はお馴染みながらも、実はその下に隠されたエリーゼへの本心も知ることができて(アキラが疲れていた理由が実は、、!)思わずそうだったんだー?!と思ってしまいました!

    ラストの副題が”エリーゼの未来”になっているのも、そういう流れだったんだ?!という種明かしを知ることができたような、楽しさがありました!

    また、ポルシェやジンデルフィンゲンの紋章や、『灰は灰に(アッシュズ・トゥ・アッシュズ)』、"t"の筆記体(シュライプシュリフト)、チェス盤、指輪の跡などのエピソードも興味深かったです!

    今回、過去や外国を舞台にしたストーリーが新鮮でした!(シリーズの中にこういうのを挟むのもまたいいですね!)

    そして渡利の魅力を再認識しました!
    「アキラ様(エスクヮイア)」に納得です!!

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただきありがとうございます。

    第7話から第11話までは、元々連作短編として書いて、某文学新人賞に応募したものです。
    ただ、内容的には不十分なところが多々あったため、それぞれを再編集して、公開することとしました。
    第11話は他と違って三人称ながらエリーゼの心情を描写していますので、彼女の渡利に対する気持ちの変化を味わっていただければありがたいです。

  • ややネタバレありの感想です。

    前作からの繋がりで、今回はすみれの祖母の家に100年ほど前から伝わる屏風にまつわる謎解きでしたが、屏風に描かれた矢車菊、花瓶そしてその花瓶が入っていた箱と、次から次へと展開する推理がとても面白かったです!

    やっぱりそして渡利の慧眼にはさすがだな!と感心するばかりでした!この演出はいつものお約束ですが、毎回魅了されます!
    (麗羅の熱の入れようも理解できます。)

    また、作者の方が鉄道ファンであるいうことを自己紹介文の中で拝見いたしましたが、鉄道に関することが鍵にもなっていたことが興味深かったです!

    エリーゼの活躍をまた楽しみにしています!
    (愛理の登場は今後もあるでしょうか?!)

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただきありがとうございます。

    本作の元々のアイデアは「詩」の謎を解くというもので、
    詩の中のキーワードを解読してそれに従って移動するとある場所へ行ける、
    という「マスグレーヴ家の儀式」のようにしたかったのです。
    しかしそのような詩がうまく作れず、「ドイツ語の詩を適切に日本語訳する」という
    アイデアにとどめ、屏風の謎を新たに作りました。
    なので、謎が次々に連鎖するという形式になっています。

    本作の中の登場人物は、次回の作品にも(一部が)登場します。
    次回は今月中の予定です。

  • 第5章 探偵と泥棒への応援コメント

    今回は、マイセン、酒井田柿右衛門などの磁器を扱ったストーリーでしたが、前回のストーリーのラストとも関連していて、冬木ティナのキャラや活躍も含めて、楽しく読ませていただきました!

    以下ややネタバレがあります。
    (私の読み方がまだまだのところがありますので、、、)

    鳳凰寺家、砂辺家、梅村家、マイセンと柿右衛門、割れたお皿、ティーカップ、これらの関係性というか、割れたお皿が借用書というのがスッと頭に入りづらいところがありました。(利津子の家にあった借用書ですが、砂辺家が借りたものではない、、、)

    お皿に描かれた絵をヒントにティーセットの持ち主を探して行く謎解きのところなど、すごくワクワクする展開だっただけに、導入部がややわかりにくかったような感じがしたのがもったいないかな?と思いました。
    (あとはエリさんが借用書とティーセットを関連づけるところがやや簡単にわかりすぎたような?!)

    中盤から後半になると、ティナやクワナなどのキャラクターが出てきて、ハラハラしたり、ほっとしたり、錠には強いティナの特技が遺憾なく発揮されて痛快でした!
    (エリさんも実は?!)

    最後は今度はすみれが依頼者になる模様ですよね!

    また楽しみにしています!

    (リースヒェンとは?!謎です!)

    作者からの返信

    ご高覧ご感想を頂きありがとうございます。

    > 割れたお皿が借用書というのがスッと頭に入りづらい

    申し訳ありません、最初に書いた時は単に砂辺家が皿を貸したということにしていましたが、
    前作で出てきた鳳凰寺家との関係を作らないといけなくなったので
    ややこしいことになってしまいました。

    > 借用書とティーセットを関連づけるところがやや簡単にわかりすぎた

    ここを難しくすると話の展開が遅くなるので、さっと流すことにしました。
    ただ、後の方で「何を借りたのかはっきりしないのが問題」というのを出して
    その辺りをフォローしたつもりです。

  • 第5章 一粒の発見 (後編)への応援コメント

    美術館に送られてきていた宅配便。1年間放置されていたのを、館長の宇佐美詩歌の姪でキュレーターの茶石千寿が見つけ、箱の中身が黒真珠のネックレスだったことを知るが、

    一体誰が何のために?!

    探偵のエリーゼの活躍はもちろんですが、お約束の鑑定士、渡利の登場、お馴染みのフジエ刑事や門木巡査部長に加えて、宝飾品販売会社“BAN-YAバンヤ”の社長夫人、番屋早理の名前も出てきて懐かしかったです!

    謎解きの方は、意外な方面に話が飛んで興味深かったです!
    また、ネックレスの真珠にそんな秘密があったなんて!と驚きました!

    ラストは怒涛のようにエリーゼが解決に向かいましたね!

    コナン・ドイルについては、作品を読んだ人にはすぐにピンときたかも知れないと思いました!

    次の依頼はこの作品に登場してきた砂辺利津子になるというような示唆がありましたが、どんなミステリーになるのか、またエリさんの活躍を期待しています!

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想を頂きありがとうございます。
    本作は最初、謎の提示と謎解きしかないような短い話だったのですが、
    依頼人に対する別の事件を絡めたり、謎解きシーンをもう少しもったいぶった
    感じにしたりと、物語要素を多くしたものです。
    次回(現在連載中)では、利津子が依頼者になっていますので、
    お時間があればどうぞ。

  • 第5章 最終手段への応援コメント

    森村刑事、お手柄でしたね!
    その言葉使いからは、女性?!と思ってしまいますが、見た目はすっごく素敵な人なんですよね。このギャップが魅力です!

    ストーリーの要になっている筆跡鑑定ですが、第一章から詳細に科捜研と鑑定についての描写があって、いつもこの導入部でぐっとその世界に引き込まれて行きます!

    また歩容鑑定というのも初めて知りました!

    中心人物となっているのは、筆跡鑑定の依頼を受けた大阪府警察科捜研・文書担当の安口佐和子ですが、

    なんと恋人の兵太に会社のお金を盗んだ疑いがかけられているという、面白い展開でした!佐和子もなんとかしなければ!という感じでしたよね!

    佐和子を取り巻くエリーゼ、杏、不二恵たちとの会話も生き生きしていて、ラストまでグイグイ引っ張られて行きました!

    佐和子は兵太からプレゼントを貰えたのかな?!と思いつつ、

    面白かったです!

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想を頂きありがとうございます。

    作品内に「一人科捜研」と呼ばれる人物が出てきますので、
    本物の科捜研技官と対決?させたら面白いのではと思って考えました。
    ただし「一人科捜研を敵視する」とするとTVドラマにありがちな展開になりそうだったので、
    「自分の鑑定で身内がピンチに陥って、焦る科捜研技官」としてみました。

    森村杏は再登場させるかもしれません。


  • 編集済

    第4章 木曜日 (後編)への応援コメント

    父親が失踪?!何か事件に巻き込まれたのか、、、と心配になりましたが、

    その父親の安否がわかってからの、父親の空白の一日を推理する伶とエリさんを追うストーリー、面白かったです!

    伶がまだ学生ということもあって、ところどころにエリさんらしい対処をしているなぁと思ったりしました!

    また、とにもかくにも作者の方が飛行機の時刻表をきちんと綿密に調べて、父親の行動に正確性を持たせているのが凄いなぁ!と思いました!

    父親の謎の行動には意外な真実がありましたが、それを敢えて、父の方から話してくれるまでは訊かないようにしようとする伶に優しさを感じました!

    法律事務所のアルバイト、もしかしたらまたやる機会が伶にあるのかなぁと思ったりしています!

    作者からの返信

    お久しぶりです。
    ご高覧並びにご感想を頂きありがとうございます。

    時刻表トリックを一度書いてみたくて考えました。
    もっと大事件にすることも検討しましたが、
    そうすると警察が捜査の主体になってしまい、
    エリーゼの影が薄くなると思って「一時的な行方不明」にしました。
    伶は別の事件で再登場させたいです。

  • 第6章 動機解析 (後編)への応援コメント

    第4話は茶道に絡んだミステリー!

    冒頭から茶道についての描写があって、すっかり作品の雰囲気に引き込まれたところで、あの男性の登場!
    (最初、障子越しに誰がいるんだろう?!と思ってしまいました。この辺の登場のさせ方が上手いなぁ!と思いました!)

    そしていつもの鑑定が始まりますが、キャラがもう立っているのでお約束のシーンです!受け答えにも卒がなく、ストーリーの1話目で掴みはOK!という感じでした!

    それから事件、調査、逮捕、謎解きへと進みますが、エリーゼさんも善意の一般市民として聞き取りに協力したりと面白いアプローチを最初に見せて、それからは探偵として本領を発揮して事件解決になりましたね!
    (秘密質問もどういうことなんだろう?!と思いました。)

    遺留品の鑑定もすごく緻密で、そしてまたまた渡利の登場で、さすが!と言いたくなる内容でした!

    「そもそも人の美しさはここの鑑識対象じゃないですから」
    のセリフがカッコいい!!

    犯人は登場人物が少なかったせいで、すぐ見当がついてしまいましたが、いくつかの動機になるほど!と思いました!

    でもほんとにもうちょっと別なやり方があっても良かったですよね、、、

    安那先生、本当にモテモテでしたね!

    エリーゼも相変わらず渡利の崇拝者でしたね!

    今回も、とても面白かったです!!

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただきましてありがとうございます。

    > 犯人は登場人物が少なかったせいで、すぐ見当がついてしまいましたが、いくつかの動機になるほど!と思いました!

    短編では犯人はすぐにわかってしまいますので、第4話では
    「いかに奇抜な動機を設定するか」
    を念頭に置きました。(いわゆる「ホワイダニット」です)
    三つの動機のうちの、三つ目については「ありえなさそうだけど、あってもいいかもしれない」
    くらいに思っていただけると幸いです。


  • 編集済

    第7章 病人の出頭への応援コメント

    冒頭部の、時計の書き出しから始まる描写が鮮やかで上手いです!

    そこから大阪の描写に移って行き、倒れている行旅病人(この言葉を初めて知りました!)を発見しますが、ここまでで作品の掴みはOK!という感じがしました!

    次に依頼人が登場し、本作品の中心となる部分に入って行きますが、最初の行旅病人のことがあるので、頭の中はこの依頼人の話とどう繋がっていくのだろう?!という好奇心でいっぱいになりました!

    行旅病人と時計の行方を追うという2つの謎を絡めた構成が効いています!

    詳しく書くとネタバレ過ぎてしまいますが、エリーゼがやった石での検証のところなどは、おぉっ!となりました!すごく丁寧に描いている印象で引き込まれました!

    登場人物も聞き込みの過程で新たに入れて、読者を飽きさせない展開だな!と思いました!

    相合い傘のアイデアもなるほど!と思いました!

    以下ややネタバレです。

    茉莉が、実は今でも勇心のことをふと思い出してしまう、みたいなエピソードが入っていたらなぁ!と思ったりしました!(もしかして入っていたらすみません。)

    あとはラストがやや唐突に終わってしまったような?!あとちょっと読みたかった気がしました。

    今回も渡利がお約束の登場でした!
    いつか渡利を主役にした番外編も読んでみたいです!

    大阪には行ったことがありませんが、土地の描写がよく出てきて親しみが湧きます!場所をよく知っている人が読んだら、そうそう、ここ、ここ、みたいになって更に作品に入り込んでしまうと思いました!

    ここまでプロローグプラス3話、とても面白かったです!!

    (長くなってしまってすみません)

    作者からの返信

    いつもご高覧並びにご感想をいただきありがとうございます。

    お褒めいただいて恐縮の至りですが、本作は少し出来が悪かったと思っています。
    理由として、挙げていただいた
    >茉莉が、実は今でも勇心のことをふと思い出してしまう
    >ラストがやや唐突
    まさにこの2点を充実させるべきでして、公開は拙速に過ぎたかと感じています。
    また、ホームレスの扱いが軽すぎるのも難点で、これらはいずれ修正したいと考えています。

  • 第6章 結果発表への応援コメント

    宝石の鑑定を巡るミステリー!
    姉妹編という構成で、本物の宝石、本物ではない宝石の2パターンの謎解きを楽しむことができました!

    今まで知らなかった宝石のカット方法や、Gem-AのFGAとGIAのGGのこと、品触書、流質についても色々知ることができました!

    ミステリーは謎解きがハイライトになると思いますが、そこに至るまでに、前回の第1話もそうでしたが、物語の厚みを出す努力を惜しまないで書いていらっしゃるのだなぁ!と思いました!

    謎解きは、宝石にまつわるエトセトラで、答えに行きつくまで、何段階かありましたが、なるほど!と思いながら、興味深く読ませていただきました!

    あのデザイナー、怪しいと思ったのですが、、、
    渡利亮はいつも卒なくカッコいいです。
    エリーゼも渡利には絶大な信頼をおいているみたいな。

    ラストは、あ!そういうことになったんだ?!と結果を門木と不ニ恵の会話から知るのですが、”2人のこと”を色々想像できて、こういう流れもいいな、と思いました!

    門木と不二恵の会話に顔がほころびました。笑

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただき畏れ入ります。
    「品触書」というものの存在を知ったため、それを使って書いてみました。
    暗号についてはかなり無理矢理感がありますので、それでも楽しんでいただけたのは幸いです。
    あと、本作(第2話)は公開後1ヶ月以上も、誰にも読んでいただけなかったもので、感想をいただいて大変感謝しております。
    今後も読んでいただけるよう、精進します。


  • 編集済

    第5章 問題解決 (後編)への応援コメント

    『フランス香水の謎』ということで、エラリー・クイーンの国名シリーズミステリーを彷彿とさせました!(もしくは有栖川有栖?!)

    香水というアイテムは、お洒落で身近に手に取るものなので、ストーリーに入って行きやすかったです!

    すぐにエリーゼさんのところに依頼するのではなく、前段階を作ったのも、いよいよエリーゼさんが登場!というお膳立てがあってワクワクしました!

    大阪の警察署についても詳しく描写されていて、作品にリアリティが出ていたと思います!

    途中から登場してきたモンキーこと門木刑事もユニークなキャラクターで、田名瀬刑事とのコンビで作品を引っ張って行ったと思います!

    須田譲も怪しいと思ったのですが。笑

    謎解きはコンピュータにある程度精通していないと、ああなるほど!とすぐに理解できないかな、とも思いましたが、19分の1は無限循環少数である、というのが興味深かったです!

    途中、行方不明という展開も出てきて、最後まで飽きさせないストーリーの運びでした!

    (縁谷=フェリア、なるほどです。笑)

    ****************
    近況ノート読ませていただきました!
    長編ミステリーの執筆、今はちょっと停止なんですね。
    ミステリーは謎解きがあるので、色々難しそうですよね。

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただきありがとうございます。
    特に、本作のポイントとして設定したところに対して全て感想をいただけたのは感激です。

    謎解きの部分は、世間的にそろそろ「あれ」の認知度が高まってきた頃だと思い、使ってみました。
    これ以上遅く発表すると、誰かに先を越されてしまうかと思ったので。
    もっとも、既にどこかで使われてしまっているかもしれません。その場合は筆者の不勉強となります。

  • なるほど〜!!
    という謎解きでした!

    ちなみにS49のところだけ、もしかして、あのことかな?!と思って当たっていましたが、152゛?なんだろう??と全くわかりませんでした!

    シャーロック・ホームズも読んでみたくなりました!

    遺産相続を絡めたミステリーって面白いです!

    探偵がドイツ人のエリーゼさん、という設定も斬新で面白いなぁ!と思いました!

    遺産相続に関係する人達や、顧問弁護士だった天川先生と、その事務所の弁護士馬下先生などのやり取りも興味深かったです!

    それにしても、十数億の相続財産、すごいですね〜!

    作者からの返信

    ご高覧並びにご感想をいただきありがとうございます。

    本来は謎解き(あるいは遺産相続)に絡むエピソードを中心に書くべきところですが、
    謎解きのみでショートショート風に構成したらどうなるか?と思い、それをプロローグとして書いてみました。

    ドイツ人が探偵で、なぜ場所が大阪なのかという理由になるエピソードも、そのうち公開します。