世界崩落により忌み場となった東京。千葉に住む主人公の少年は舟を漕いで東京を見たいという友人を見送ることになる。 禁忌という言葉が出るように東京は触れてはならないもので誰もが忌むことしかできない。だが少年は東京の内側には自分たちが知らない未来があるかもと期待している。 ベーシックなセカイ系だとは思うが、だからこそ本作で語られない未来を想像したくなった。
知ってる場所が出てきたのに惹かれて拝読させていただきました。読んだら悲しくなりました。この物語が現実になって欲しくない、とも思いました。悲しくなったってことは、それだけこの作品が心に働きかけたということなんだと思います。
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