もり しおん といいます。 ・KAC2022の第四回目お題『コメディ/お笑い』にて、『センターマイク』で一位を獲得 様々なジャンルを書いてます。短編が好き…
儚く危うい雰囲気が美しい作品。生きるために手頸を切る儀式を行う少年と、それを見守る主人公。退廃的な空気を孕みながらも、ふわふわとした甘美さが魅力的です。ピアノとナイフ、そして合鍵と、鍵となる…続きを読む
上等なカクテルを味わったような読後感。 本作は、読み進める最中もさることながら読み終えたあとにこそ頭の中を駆け巡る響きに身を任せるべきであろう。 世間全体からすれば無力なはずの二人が、そして事…続きを読む
ソラは生きるために手頸を切る。美しいピアノの調べ。悲しい2015年。それに対する2020年。こんな小説は作者様にしか書けないでしょう。
リストカットを繰り返す危うい少年「ソラ」と、彼を見つめる「ボク」の物語。少年たちの時間を閉じ込めた、2015年の夏の記憶。その先の物語が映し出される、2020年の夏の模様。ひととき戻った時…続きを読む
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