悼む。そして偲ぶ。

人生とは「何かを得て、そして何かを失っていくこと」だと、改めて思い返すことができるお話です。

もちろん、できることなら失いたくない。
でも人生っていうものは難しい。
失ってしまったものが、自分にとって大切な存在だったということも、ままあることなのです。

そんな時、どうすればいいのか。
どうやって、心を整理するべきなのか。

この作品の中にあるように、その人の事を悼み、そして偲ぶ。当たり前のことかも知れませんが、そのことを改めて思い返させてくれた、これはそんな素晴らしい作品です。

春風に包まれながら、故人を偲ぶ。
きっと故人も、それを喜んでくれるのではないでしょうか。

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