吟遊詩人が語る「大いなる過ち」とは?


 
 これは王道ファンタジーですね!
 物語の背景や世界観が完成されているので、読んでいて安心できます。
 機械人形や、飛空挺、鉄道が開発されている。夜の闇でも光が輝いていて、その資源が魔鉱石。素晴らしい!
 
 自分は作者様の大ファンです。
前作の「白銀のスカーレット」は近未来でしたが、今回発表されたのは作品は異世界が舞台。
 勿論、興味が沸きました!

 主人公カルは盗賊(シーフ)を生業としています。
 カルはレジェンド級の逃げ足が自慢とか。
 その俊足を活かして魔獣から逃げることなんて朝飯前です。
 
 彼は相棒フィガロのミスで、
一緒に帝国軍に捕縛されてしまうのですが、魔獣との戦いでうまく戦線離脱します。この辺りは非常に見習うべきところですね(笑)
 しかし、今度は銀狼の群れと遭遇。一難去ってまた一難。
 最初は銀狼の群れを相手に果敢に戦いますが、その中から人の背丈ほどある大きな銀狼と出会ってしまったことから戦局は一転……
 さあ、この続きはご自分でお確かめ下さい。
 まさかの展開にΣ(・ω・ノ)ノワオです(笑)

 
登場人物も魅力的です。
 天真爛漫な獣人美少女ギン、彼女がカルに言った大胆なセリフに笑えました(笑)
 ヒロインの皇女リオナ。
 映像(ビジョン)を見た彼女は、カル達に世界を滅ぼす魔女の話をし、六神の一柱である魔神イフリートがいる別名地獄の門(ヘルズゲート)と言われる火山へ共に来て欲しいと言います。
でも世間知らずなのか?抜けているのか?お金を持たずに宮殿を出るってあたりが、やっぱりお姫様って感じですがそんなところも好感が持てました。よく依頼を引き受けてくれたなと(笑)
 気になるのが、黒いローブに仮面を被った、謎の男オルフェウス。
 彼の目的はいったい何なのか!?
 カルがピンチの時に現れるオーバーシャドウ(覚醒)の力は使いこなせるようになるのか?彼の秘められ過去とは?
 
 気になる魔女との契約。
 命と引き換えに魔女を封印……
 本当に?その方法でしか世界を救えないのか?
 動き始めた運命……
 逃れられない宿命と繰り返される理とは?
 
 是非是非、読んで下さい!!
 

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