あまりに瑞々しくて、泣けてしまう……
- ★★★ Excellent!!!
先輩への純な憧れと、十代の心の瑞々しさを、小さなタイムカプセルに詰めたような、美しい小品です。
この4000字の小箱を開けたことで、先輩の引退に号泣していた、あのころの自分の純粋さ、繊細さを思い出しました。
このお話を書いてくれたことに、思い出させてくれたことに、感謝しています。
描写も本当にお上手で、なにより綺麗……
踏み切った先で「空が青い。」なんて、体験した人にしか書けない言葉ですよね。
陸上の世界さえ垣間見させてくれる、素敵なお話です。