一皮むけた狂気の世界。それははたして救いだったのか?

おもしろかったです。
これまで読んだ作品の中に比べると、読み手に狂気と畏れを伝わるように表現が工夫されていて、ひとかわむけた感じがしました。
底なし沼のような狂った悪夢にまりこんだ末の結末なのですからこれでよかったのでしょう。