触手は少女とともに神へと挑む

本作は魔物に取り込まれて触手となってしまった主人公が、やがて解放されてとある貴族のお嬢様に拾われることから始まります。
触手と聞くと少しいやらしく感じてしまいますが、それらの描写は冒頭に少しあるだけで、あまりそういう内容は含まれていません、多分。

タイトルから色物感を抱いてしまうかも知れませんが、世界観の創り込みにかなり力が入れられており、神によって変容する世界とそれに翻弄される人間たちの姿がクローズアップされています。
触手である主人公と神の力に呪われた少女、二人が辿り着く先にはいったい何があるのか、その先行きが気になります。

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