宇宙一、大きな花を。

作者 明弓ヒロ(AKARI hiro)

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★★★ Excellent!!!

SFが好きな人はすらすら、疎い人も置いてかれずに読み進められるとても読み易い文章で語られています。すらすら画面をスライドさせていくうちに状況がどんどん進み、やがて序盤のプロローグに繋がった瞬間──これはやられたなと唸ること間違いないでしょう。どんでん返し好きの方は必見です。

★★★ Excellent!!!

この作品にほどこされた「しかけ」は、とてもとてもシンプルなものだ。
「そうだよな、その手があったよな」と、読み終わってから思う。

しかし、読者を驚かせるための単なる技巧にとどまらないものが、この作品には備わっているように思う。その「しかけ」が生み出し表現するのは、世界へのささやかだが根本的な信頼とでもいうべきものだ。

異質なものと出会い関係をつくるにあたって、いちばん大切な視点と想像力が何かということを、この「しかけ」は気づかせてくれる。
それは身近で小さな出会いにおいても、きっと同じくらい大切になる視点であり、想像力なのだ。

★★★ Excellent!!!

 SF的な記述が心地良かったです。
 好きな感じ。

 けれども、最後は本当に驚いた。だって鳥肌立ったもん。
「えっ! そっち?」
って。
 改めて、カクヨム界には、まだ拝読していないけれど素晴らしい作品を著される作家様がいるのだなあ〜、と思わされました。
 現時点で私が拝読した中での、KAC2020の作品中での最高傑作です。

 カクヨム内のトップクラスの実力者は、下手なプロ小説家の水準を上回っているのではないかと信じています。
(そういうことを言わない方がいい、とある人から指摘されているのですが、本気でそう思っているのだから良いじゃん! 下手なプロだと、この水準の作品に届かない人少なくないと思うのですが)

 本当に素晴らしい作品を読ませて頂き、ありがとうございます🌟
 ポップコーンの方が人気があるんですか? そちらも近日中に拝読させて頂きます。

★★★ Excellent!!!

未知との遭遇である。言語体系の異なる宇宙人と相互理解を図る為、ヒロインは異星人と婚姻することになった。

我々SF書きは、たまにメモ帳に溜まった設定をどこかに吐き出したくなる衝動に駆られる。その殆どは科学的考察であり、この世ならざる物の描写に終始したりもするが、そういう習性なのだと理解して貰うしかない。

本作もそういう感じかと勝手に解釈して読み進めていたら、ラストにはきちんと落ちていて、なによりKAC2020のお題をそれぞれ回収しているところも、今回のお祭りの集大成として相応しい。
大変満足した!