神獣ガドルバス、最後の戦い

怪獣・狩人・大バトル！

『災獣』と呼ばれる凶悪なモンスターが跋扈する世界。
人間たちは災獣と相対す巨大な獣を『神獣』と呼び、その縄張りで共に暮らしていた。

小型の災獣を狩る戦士・カミツキは、けれどその現状を嫌っていた。
「人は、神獣なんかに頼らなくても生きていける」
類まれな戦闘センスを持つカミツキは、いつか己の手で巨大災獣を討ち果たさんと努力を重ね続ける。

そんな折、人々の間である噂が流れ始めていた。
彼らの敬う神獣・ガドルバスは……

……もしかしたら、じきに寿命で死んでしまうのではないか、と。

呼応するように、縄張りには無数の災獣が侵入するようになっていた。
だからこそ、カミツキは強く思う。

人間の手で、巨災獣を討ち果たさねば。


※全六回。
※各話三千から四千文字程度です。