概要
二人が同時に思い出したバカップルが出会った頃の事
それなりに平穏で、それなりに不穏で、いい事も悪い事もイーブンになっている僕の毎日を、8割くらい担当してくれる孝代さん。いつも僕に突飛な提案をしてくれる。
曖昧な記憶は全て面白い事を採用する彼女と僕が、何故か同時に思い出した出会った時の事。
曖昧な記憶は全て面白い事を採用する彼女と僕が、何故か同時に思い出した出会った時の事。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!孝代さんシリーズにハズレなし。
このシリーズは複数あり、私は全作読んでいるわけではないのですが、本作を含めハズレなしと自信を持って言えます。
語り手の「僕」と、五歳年上の「孝代さん」。この二人の関係性は、近すぎず遠すぎずの距離感が心地よく、読んでいて清々しい気分になります。
もっと深く知りたいという方は、短編集形式の『年上の彼女が僕に言う「君とおやつを」』もぜひ読んでいただきたい。食にまつわる、二人の穏やかな生活を感じられます。
本作は、二人の出会いがテーマ。でもそんなに大げさな内容ではなく、互いに記憶も曖昧であるような、悪くいえば「取るに足らないこと」。
しかし、それが実に彼ららしい。その曖昧な記憶から意外な方向に話…続きを読む