ミレニアムベビーのみなさん、この短編を読みましょう

 なぜミレニアムベビーの人が該当するかを語ってしまうと、この物語の核の部分を激しくネタバレするため、あえて伏せることになります。

 なので、うるう年の真相に触れることになる物語だと伝えておきましょう。

 もちろんミレニアムベビーに該当しない人でも、この物語を読むことで、今年二十歳を迎える若者たちを見る目が変わること間違いなし。

 少なくとも私は変わりました。今後は彼らのことをデーモン小暮さんを超越した存在だと思うことにします。