概要
ちいさな旅で得たもの
祝!ところざわサクラタウンオープン(11/16) 武蔵野文学賞に参加した作品です。
希美(のぞみ)は夢を諦めようか迷っていた。ある日、長野県の朽ちた古民家で古い手製のお守りを見つける。祖父の記憶と描かれた絵を手がかりにお守りを返そうと旅に出る。
希美(のぞみ)は夢を諦めようか迷っていた。ある日、長野県の朽ちた古民家で古い手製のお守りを見つける。祖父の記憶と描かれた絵を手がかりにお守りを返そうと旅に出る。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この板碑は、武蔵野のどこかにあるはず……
――神社仏閣にこの「お守り」を返したい。
それは、長野の実家の敷地内から出てきたものだった。
ヒントとなるのは、持ち主と思われる女性に関する証言。
そして、和紙に描かれた図柄だけ。
図柄の元になったと思われる板碑を、主人公は探し始める。
訪問先で得られる新たな情報。
次第に解き明かされる謎に、ぐいぐいと引き込まれていく。
そんな武蔵野の地で、主人公を待ち受けるものとは!?
板碑について知らなかったので、ネットで調べてみた。
すると、板状の岩石に文字や図柄が刻み込まれた供養塔とのこと。
なんでも関東の緑泥片岩製ものは「武蔵型」と呼ばれているそうだ。
緑泥片岩を産出する秩父に近い武蔵野なら…続きを読む