最初は鬱な始まり方だけども

鏡を見ながら「お前は誰だ?」と聞くと発狂する。漫画にも出てくるほど有名なネタであり、実際に試した人が精神病棟に入院したという話も聞いたことがある。
そんなネタを使って、自分とは何かを尋ねる主人公。彼は生き方を模索する普通の青年であり、少年だ。
思春期の頃なら誰だって経験したと思う。考えたと思う。自分はいったい誰で、どこから来たのか。
とある歌の歌詞にあるように、「自分がどこから来たかなんて忘れてしまいなさい。今を大事にいきましょう」という生き方もよく提案されるが、かれはそんなことをせずに、結局鏡を壊すことで答えを得る。
人生というものは考えるほど甘くない。だが考えるほど辛いものでもない。
生き方は人それぞれ。私はその生き方に対する答えの一例を見せてもらえて、とてもよかったと思っている。
ありがとうございます。