概要
仮面を被った僕は鏡の中の僕と出会った
僕は叫んだ。思いっきり。
「なんで何も言わないんだよ」
でも、そいつは何も答えない。
一話完結短編小説です。是非是非お読みください。
「なんで何も言わないんだよ」
でも、そいつは何も答えない。
一話完結短編小説です。是非是非お読みください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!最初は鬱な始まり方だけども
鏡を見ながら「お前は誰だ?」と聞くと発狂する。漫画にも出てくるほど有名なネタであり、実際に試した人が精神病棟に入院したという話も聞いたことがある。
そんなネタを使って、自分とは何かを尋ねる主人公。彼は生き方を模索する普通の青年であり、少年だ。
思春期の頃なら誰だって経験したと思う。考えたと思う。自分はいったい誰で、どこから来たのか。
とある歌の歌詞にあるように、「自分がどこから来たかなんて忘れてしまいなさい。今を大事にいきましょう」という生き方もよく提案されるが、かれはそんなことをせずに、結局鏡を壊すことで答えを得る。
人生というものは考えるほど甘くない。だが考えるほど辛いものでもない。
生…続きを読む