ほろ酔い女性の可愛さは、かくも強い(強い)
- ★★★ Excellent!!!
短編なので、レビューを書きすぎるとオチのインテンシティーを削ぐ。簡潔に。
まず、ほろ酔い女性の可愛さよ。
男の身としては、ぐずぐずあまあまに駄々をこねられたい。次にどんな一撃が来るのか、身構えたい。死ぬ。
「帰りたくない」
なんて言葉の破壊力。
我々は、そのわがままを全力で受け止めなければならない。でないと大地に還る。
骨折り損のくたびれもうけ、なんて言ってる場合じゃない。
人間の骨は、およそ200余個。
幾つもの終電が無くなる前に、我々は、この作品を読み終えなければならないのだ。