花を嫌う?ほとんどの方は、お花好きだと思います。可憐で綺麗で、良い匂いだったり。一生懸命咲いてて癒されたり元気貰ったり。でも、あなたがこの作品の主人公だったら?お花を好きでいれますか?私は、どんなにお花が好きでも嫌ってしまうでしょう。何よりも愛しく何よりも大事で嫌になります。心臓をぎゅっと捕まれました。そして、読み終わり現実に戻ると大切な人が脳裏に浮かぶ素敵な作品でした。
読み専です。
悲しいときがある。泣きたいときがある。前を向けないときがある。とても飲み込めない現実がある。ずっと明けない夜に怯えることがある。『一般的』な応援歌は、気持ちを正して涙を拭いて前を…続きを読む
はなびらでも花びらでも花弁《かべん》でもなく、花弁《はなびら》と振られている。漢字の端正で硬いイメージの奥に、はなびらの柔らかさが覗く。主人公は花が嫌いだ。それがなぜなのか、現実の出来事に重ねて…続きを読む
『君』が大切にしている花。花の命は短い。花が散っていくさまは、『君』の行き着く先を『僕』に容赦なく突きつけます。その暗示に打たれながら、『君』との日々を過ごした『僕』は、どれほど苦悩していたこ…続きを読む
おかしいですよねえ。花が嫌いな理由が虫が嫌いだからって。それは直接花が嫌いな理由にならないですよねえ。おかしいですよねえ、嫌いなのに毎日水取り替えていて、最後の最後まで花は散らずに待っていたんです…続きを読む
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