読み専で文章書くの下手くそですが…
どうしても、皆に読んでもらいたいからレビュー書きます。
悪役令嬢にされ婚約破棄された、顔だけは美しいアエスタ・フォディーナ伯爵令嬢。
婚約破棄だけで終わらず、深い森の中には凶暴な野獣やモンスターがうようよいるモーリス領のモーリス領辺境伯モナルク・モーリスの婚約者候補として行くはめに。
北部の防衛と管理をし、王家から一目置かれる存在ではあるモナリクなのだが、いろいろと不穏な評判の絶えない。
極度の人嫌いで、社交の場には一切顔を出さず、彼の姿を見た数少ない者は『化物のように恐ろしい』と、そんな噂をされているが……
実際は、ピンクの巨大毛玉!?
顔だけ令嬢で、頭がブラックホールまでぶっ飛んでるんじゃないかと思うヒロインのアエスタ。
可愛いが可愛いで溢れ、可愛いの言葉はモナルク様の為にあると言いたくなるモナルク様。
フォディーナ家から付き添ってきた、ただ者でない侍女のシレンティ。
モーリス家の黒髪金目のイケメン獣人のバカわんこベニーグ・クスト。
ハチャメチャラブコメディーで、節トキワールド全壊。
全開でなく全壊と言いたいくらいに、節トキ作品の中で1番好きな作品。
※ニヤついたり声出して笑ってしまうシーンが多いから読む際には気を付けて!
悪女の濡れ衣を着せられ王子から婚約破棄されたヒロインのアエスタは、恐ろしい噂のある人外辺境伯モナルク様の婚約者を目指すはめに。
そのモナルク様が、ピンクのモフモフなお姿で、お姿だけでなく一挙一動ちょっとした仕草、もう全方位死角なしで可愛い!!油断も隙きもあったもんじゃない。アエスタにとってもどストライクなお方。けれども、人間嫌いというのはどうやら本当らしく、そう簡単に婚約者になれそうにない。
めげずに頑張るアエスタも、逆立ちどころかブリッジしても悪女になれない令嬢らしからぬ個性の持ち主。
なかなか縮まりそうで縮まらない二人にモフモフモダモダニヤニヤニコニコさせられました。
噂ってあてにならないし、ちゃんと向き合っていないのに噂で人を判断しちゃいけないってことを、モフモフに悶絶する中でもしっかり教えてくれる素晴らしいラブコメです。
このレビューの見出しだけ見ると、何が言いたいのかわからない方も多いでしょう。しかし、真っ先にこれを言わないことなどできませんでした。
本作の序盤の展開を説明しますと、悪女として王太子から婚約破棄を受けたアエスタが、そのせいで危機に陥った家を救うため、有力な辺境伯の婚約者を目指すというストーリー。
その、アエスタが婚約を目指す相手である、モナルク・モーリス辺境伯。前述の通り有力者ではあるのですが、人嫌いで大変恐ろしい姿をしていると、良くない噂のある方でもありました。
というのも、彼は人外の種族。これでは怖がられるのも無理はない──なんて言う方がいたら、到底理解できません。
このモナルク様。確かに人外であり、人間とはかけ離れた姿をしているのは事実です。事実ですが、その姿がものすごーーーーく可愛いのです!
ピンクのフワフワした毛に包まれた、見るもの全てを虜にするような、超絶可愛い生き物。それがモナルク様。
このレビューの見出しであれだけ可愛いと言い続けたのも、そう言わずにはいられなかったから。見た目だけでなく、仕草のひとつひとつがめちゃめちゃ可愛いのです!
家のために婚約者になろうとしたら、相手こんな可愛いお方だった。これは嬉しすぎる誤算です。
ですが、全てが幸せというわけにはいきません。モナルク様の噂は嘘ばっかりでしたが、唯一人間嫌いというのだけは本当。そのため、やってきたアエスタにも塩対応。
しかしアエスタはそんなことではめげません。
実はこの子、悪女どころか貴族の令嬢のイメージからはかなりかけ離れた逞しさの持ち主。いえ、もはや人間離れと言ってもいいくらい。
どうにかしてモナルク様から気に入られようと、奮闘開始。たまにぶっ飛んだ失敗もしますが、それでもへこたれません。
頑張れアエスタ。超絶可愛いモナルクさまに愛され、そのモフモフをモフるのです。
これほどまで全方位に激しい感情の振り幅のある作品もないでしょう。
前半では毎回カオスな面白さで腹筋捩れるほど笑い、後半以降は別離の切なさに涙し、ヒロイン・アエスタの勇ましさに熱く滾り、ヒーロー(?)モナルク様のあまりの天使さに悶え。
最後は号泣しながら爆笑していました。何この情緒のエレクトリカルパレード。
美貌のせいで嫉妬を買って陥れられ、王子から婚約破棄されたアエスタ。
追放同然に追いやられた先で、でっかいピンクのモフモフ・モナルク様に一モフ惚れします。
一言で言えば異種間恋愛なのですが、むしろ人外じみているのはアエスタかもしれません。
自分の美しさには一切興味がなく、本能の赴くままに行動する彼女の一挙手一投足がやべぇ笑いを誘います。
人間嫌いのモナルク様との距離を縮めるのにあれこれヘンテコな苦労をするのが前半。
後半は本当に怒涛の展開です。まさか泣くとは思いませんでしたもん。
特にクライマックス、アエスタを貶めた相手と対峙するシーンはめちゃくちゃ刺さりました。罵詈罵詈の雑言が炸裂する舌戦も読み応えがあるし、その顛末も……
美醜の価値観は呪いです。誰しもコンプレックスを持ち得るし、それに縛られたら生きるのも苦しいでしょう。
でも、美しさが悲劇を招いたアエスタも、化け物と恐れられたモナルク様も、そんな価値観を吹き飛ばすほどの大きい器の持ち主でした。
二人とも素敵でカッコよくて可愛くて、本当に大好きです。
もう、ほんと、信じられないくらい楽しかったです。
これから読む方へのアドバイスですが、周りから変な目で見られないためにも一人静かな環境での読書を推奨します。笑
濡れ衣を着せられ王子様から婚約破棄されたアエスタ。
元々王子と結婚したかったわけじゃないけど、悪役令嬢扱いされて。さらに今度は、化け物のように恐ろしいと言う噂のある人外の辺境拍、モナルク様の婚約者になることに。
何も悪いことしてないのに、アエスタ可哀想。
しかしこのモナルク様、恐ろしいどころかメッッッッッッチャ可愛い!
モフモフした巨体なピンクの毛玉みたいな姿をしていて、「もきゅ」なんて鳴くのです。読んでるこっちが悶絶しそうなくらいの可愛さですよ。
そんなモナルク様を目の当たりにしたアエスタの胸キュン具合は最高潮。モナルク様と仲良くなろうと奮闘します。
しかし、このアエスタ。頭のネジが2、3本抜けてるような、少々ぶっ飛んだ感じのお嬢様でして。
モナルク様に好かれようと頑張れど、その言動の一つ一つがギャグになり、読んでて笑いっぱなしでした。
婚約者破棄された令嬢とモフモフ毛玉の、風変わりな恋物語。
コメディ成分増し増しの、ラブコメです。