かくして少年は希望になる。たとえ大嫌いなピーマンみたいな奴が現れても。

第二章まで読了しました。
ダメダメだった主人公が立ち上がる!王道にして至高のストーリーだと思います。
はじめこそややキッズアニメ感があるかと思いきや、作中の軍事兵器が冠する『EC』の意味が明かされてから流れが一変。読むのが止まらなくなりました。

母さんとの約束が変身の合言葉というのは最っ高に熱いですね。そして主人公が悩むきっかけとなるのも、また母の言葉。
託すべきものと母としてのものという、背反性を持ったキャラ造形が見事だと思いました。
そうだよ、ヒーローにも心配してくれる人がいて、迎えていてくれる腕があるんだと。


無事だった!→いやまだだ!?→勝った!→まだだ!?と緊張感の連鎖が続き、描写も合わせてポップになったりシリアスになったりと使い分ける筆力にも目を見張ります。

そして何より、作者であるはふと様のヒーロー(特にウルトラマン)愛が素晴らしいです。
キャラクターの名前も因んだものがちらほら……いいですね。
作中作も豊富で、それぞれに想いを馳せると楽しいです。ジャンボマン、気になる。


私はサヤト姉さんが好きなので、彼女の今後も期待しつつ(笑)、続きを読んでいきたいと思います。
GemStoneZ第二弾も執筆中とのことで、そちらも楽しみにしています!