耳馴染みのある名前の登場人物たちが次々と登場し、どこかで聞いたことのあるような役目を果たして、物語が紡がれる……。ひとつひとつの文章の繋がり方が神がかり的で、強烈なセンスを感じます。単なるおとぎ話の切り貼りとは言わせない、物語のエッセンスの一番いいところを巧みにミキシングして、全く新しい物語を作っていく。それはある意味、全くゼロから新しい作品を作るよりもずっと難しいことかも知れない。まだ読んでいない貴方にこそ読んでほしい。
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