ピエロは制服を脱ぎ捨てた

友情は続いている。
けどあの頃のままではいられない
少しずつ進んでいるから
少しずつ変わっていくから

学生時代の友達っていいよね。
ただ毎日を楽しく過ごしていれば良かった。

いつからかな。
同じことが繰り返される日々をつまらなく感じるようになったのは。

学生からの友達と会えば、いくつになっても変わっていなく、あの頃と同じ楽しいまま。

と思っていたのは自分だけだったのかもしれない・・・

仲の良かった友達が結婚したり、お母さんになると知らされたとき、取り残されたような感覚がすごく分かります。
その他にも、大人になるときの通過儀礼みたいなことって色々あると思いますが、楽しいパーティの終わりに、気持ちが覚めていく雰囲気を、この作品は巧みに表現していると思いました。
序盤から中盤にかけての疾走感と、ラストの丁寧な心理描写のコントラストが綺麗です。