この物語には脇役がいない

壮大な世界観や手に汗握る戦の描写など、特徴的な部分は数多くあるのですが、特に興味を惹かれたのは登場人物たちの描写です。

登場人物たちの存在感がとにかく強い。
行動、考え方、感情。
そのキャラクターの背景に本物の過去が横たわっているかのようです。
その場面を流すためだけに作られた登場人物というものを感じず、それぞれの人が生きている気配があり、登場人物ごとにスピンオフ作品ができていてもおかしくない感じがします。

ご覧になる方は、物語はもちろん、ぜひ人物にも焦点を当てて読んでほしいです。

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