園に咲く花々の重ねられし秘密の残響

詩花ノ園。
匿われた詩人の心の花が、
刹那の宵闇、
絶妙な韻に誘われて咲く。

したたる文字の色は、
荊棘かベリーの赤色。
金木犀は生きて漂う。
芳香に巻かれた韻律の花片が正直に咲く。

繰り返される韻律に、是非、触れて欲しい。
磔にされた言葉と、
流動する言葉が、
咲かせる深い花々の色をただ感じて欲しい。