猫の愛らしさとシリアスさとの見事な調和

近未来的要素が多々あるが、現代的な雰囲気も残しているため、抵抗なく読むことが出来、想像もしやすい。

当初、ロボットである「藤吉郎」にも温かみがあって、なごむ作品だなと感じていたが、中盤から徐々に明かされる真実にはその度ごとに驚かされた。
また、タグにもあるように進化論の否定も少し行っているなど、独自の世界観をしっかりと形成している。

今後繰り広げられるであろう、更なる真実の追求と猫ロボとの柔和な日々とに読後、思いをはせさせる。

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