概要
裏切られても、嫌われても、見放されても……愛し続けることができますか?
人類は絶滅の危機に瀕していた。
世界は王の出現により七つの小世界に分断されていた。残された人類は七つ目の世界に逃げ込み、細々と生き延びていたのだが、それは仮初の平和に過ぎなかった。六つの世界をそれぞれ統べる王たちが人類の根絶という共通の目的の元に連合を組み、人類に対して宣戦布告したのだ。
七つの世界を管理する女神は、王連合軍を打ち破って人類を救い、世界を元の一つの形に戻すために、1人の少年を自らの世界に呼び寄せたのだった。
――そんなこと、ルナサノミヤビにとってはどうでもいいことだった。
人類も。勇者も。王も。平和も。自分すらも。
フィオライト。彼女さえいれば。彼女がずっと笑っていてくれるなら、他のものなんてどうでもいい。
それを奪うものは誰で
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その闘いは、頭脳戦! 不遇なヒーローここに降臨! そして、読み易い
アイデア満載の作品です!(序章の3話を読みました)
敵の侵入方法、主人公の武器、決着へのプロセス、味方であるはずの勇者など、一朝一夕に考え出されたものではありません。
アイデアを練って練って練り上げて書かれた作品です!
そして、文章が読み易い。
1話は長めなのですが、滞ることなくスラスラと読めました。
心地よい文章力を感じます。
闘いがあるので、残酷描写は否めませんが、そこをクリアできる人に勧めたい作品です。
書き手のキャッチコピーにある通り、切ない内容になっています。
主人公の切なさに向き合える読み手であることも、勧める条件に入ります。
とにかく、放置して…続きを読む