苦い……でも甘酸っぱい

テンプレ転生を上手く利用しておきながら、確かな文章力でストーリーに引き込みます。

そこからが本領。

別個の短編として通用するアオハルが読む人を襲い、その後の急展開で苦虫を何匹も噛み潰さなくてはなりません。
そして更なる仕掛けが発動。
溜飲が下がる思いと共に切なさが去来します。

最後は納得……そう、これは納得です。

ハッピーエンド?
バッドエンド?

イヒ・リーベディヒの意味を知った後、判断して下さい。

主人公、ヒロイン……とても素敵な二人でした。

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