貴方はきっと思い出すだろう わくわくとページをめくった幼き日の思い出を

 貴方が幼少期、竜の出てくるファンタジーをよく読んでいたのなら、きっとこの物語も好きになるでしょう。

 竜。架空の生物の中でも至高の存在。
 あるいは神として、あるいは災厄として、この物語にも様々な竜が出てきて、人とのかかわりが描かれます。
 いろんな神話の伝わり方があったり、人々の竜のとらえ方もそれぞれだったり、この作品に出てこない部分にも世界が広がっていることが想像できて、とてもわくわくした気持ちで読むことができました。

 昔好きでよく読んでいた挿絵付きの児童文学を、大人になってもう一度楽しめた気分でした。
 すごく綺麗なお話でした。

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