誰が何と言おうとラブコメです。たとえ主人公が90歳の老人だとしても

長生きをするというのは必ずしも幸せではないのかもしれません。
茂は90歳の老人。
妻に先立たれ、子供や孫からの連絡はお金のことばかり。
そんな茂はある日、やり残したことを実行しようと駅に向かう。
そこでとある高齢のご婦人と知り合った茂は成り行きで一緒に電車に乗ることに。

ここからあっという間に最終話まで読んでしまいました。
物語は二転三転。
ハラハラ・ドキドキさせます。
そして迎えるラストは実にハート・ウォーミング。
読みやすく、しかも短編なので読み終わるのに時間を取らせません。
心が温かくなる読後感でした。