美しいファンタジー

ずっと前に冒頭だけ拝読して、長らく読もうと思っていたのですがようやく初めから読み通すことができました!

全編を通して美しく上質さを感じさせる素晴らしいファンタジーで、登場人物との距離感もとても心地よかったです。
中盤の日々が輝いていたからこそ、終わりはとても辛いものでしたが、最後までやさしさに満ちた心の交流に深く感動しました。

稀代の魔法使いであるサリクスの孤高さの奥にある温もりへの期待に、きらきらとしたやさしく賢い、そして愛らしい若者であるリコが触れていく過程にいつの間にか深く没入していました。

今更になってしまいましたが、読めてよかったです…!上質な時間をありがとうございました!

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稀石の魔道士