めっっっちゃくちゃ面白いです。
不気味な幽霊船と、それを操る不思議な少女、そして国を失った姫の船旅が描かれています。
この作品を読み始めて一番に思うことは、押しつぶしにかかってくるくらいの圧倒的な場面描写と文章量です。
国同士、そして登場人物同士の複雑な過去と、強烈な野望のぶつかり合いが激しい本作ですが、その設定がすごい。
とにかく緻密で詳細まで詰められている。なぜその人物はそのようになったのか、何がどうして物事が今日まで運ばれてきたのか、作者の書きたいことを惜しげもなく全力でぶつけたのだなという強い力が文面に滲み出しています。
少々序盤の一話あたり文の量が重かったせいか、読み始めは圧倒されてしまいましたが、ある程度進んでからは逆に読む手が止まらなくなりました。もう、とにかく面白かった。
読み進めてもらえれば面白さは絶対に分かると思うので、まずはとにかく読んでみてください!
この物語は、魂の奥深くに刺さりました。
物凄い迫力と説得力です。
完成度の高さに感服し、素晴らしいの一言しか出てきません。
登場人物の意識、行動、スピードなどなど…………脳内できちんとした映像になって、鮮やかに動いているような感覚になります。
描写が素晴らしい中での、テンポの鮮やかさにまた脱帽。
いつしかこの物語に釘付けで、読めば読むほどこの世界に引き寄せられていきます(≧▽≦)
物語の流れや描き方など、お手本にさせていただきたくて、何度も読み返したくなります。
書籍化されたらマイ書棚に保存させていただき、死ぬまで宝物にしたいくらいです(#^^#)。
すごく夢中になってしまい、全部の話にウザ過ぎる変態コメントを残してしまいましたが、お優しい作者様はそれらすべてに、温かくご返信くださいました。
もう感激の一言しかありません。
世界の大きさや各国の情勢、時系列など……それぞれの感覚、考え方、謀略の数々…………。
説得力があまりにも素晴らし過ぎて、たまにコメントしたい言葉すら失いました。
圧巻の一言です。
自分が作者だったなら、きっと難し過ぎて途中で行き詰まり、到底書けないと思いました(涙)。
この物語は世界全体を綺麗に俯瞰出来るように作られており、さらに人物の細部にわたる心理描写に大きな説得力があるからこそ、読者の心にずしんずしんと響いてくるんだと思います。
地図に起こしてもう一度念入りに読み返し、メモをしながら楽しみたくなります。
ただそれだけではありません。
色々な事を考えさせていただける物語です。
「世の矛盾って何だろう」
「何が愚かな行動だったんだろう」
「正しいと思っていたことが裏返っていくって、どういうことなんだろう」
「歪みや不条理に気づけば良かったのか?」
「本当はどうするのが正解なのかな?」
などなど。
常に考え続ける責任が、我々にはあるという事を教えてくれます。
そういう内容をスパッとした冷静さで書かれていらっしゃるのが、この作者様の持ち味だと感じました。
時空を超えた大魔法使いなども登場します。
魅力あふれる悪役やモンスターキャラクターも、数多く登場します。
大きなテーマが、読者の心に深い問いを投げかけてくれます。
歴史も人間も、「間違っている」と「間違っていない?」を繰り返しています。
明確な正解は、無いのかも知れません。
歯車が狂い始めたことに気づいて警鐘を鳴らす者が、最後の一人になってしまったとしても、それを決してやめてはいけない気がします。
そういった強いメッセージを、この物語から受け取りました。
もっともっとたくさんの人に、この物語を読んでいただきたいです。
…………感動しすぎて、長くなってしまいました(笑)。
とにかくめちゃめちゃ面白いんです!!!
仲良くしていただいている数人のお友達に「この物語が面白すぎる件」についてお伝えしてしまったほどです。
自分が幽霊になってからも、どなたかに布教し続けたいです(笑)。
じっくりと読んでみてくださいね!!
とにかくこの作品の完成度は半端なかった!
そして臨場感も半端なかった!
仲良くさせて頂いている友人に、この作品が面白いと進められ訪れたのが始まりで、1話読んだ時の衝撃たるや……何だこれ!でした。
1話の長さが1万文字以上あるにもかかわらず、いつの間にか読み終えていました。
船での戦闘シーンが主ですが、話の構築度合いもよくて、どこを取っても矛盾がない。人の感情部分も丁寧に描かれていて、この話がタダで読める事が不思議で仕方ないくらいです。
書籍になってもいい作品だと真剣に思う。
内容は、ある海洋国の姫が帝国に嫁ぐことになります。が、戦争で負けたせいでの人質のようなものでした。部屋に監禁された時、ある少女と交流を持ちます。
話はここから始まるのですが、この姫が普通の姫ではなかった。
彼女は帝国にとどまる事なく、逃げ出します。
それはある目的のためでした。
そこから出会う者たちとの交流を得ながら、帝国の捜索の目を掻い潜り、自分の目的のために突き進んでいくのです。
この突き進み方がまた面白くて、何度も危機を迎えるのですが……これ以上は言えません。
この臨場感を感じて読んで欲しいです。
ただ言えることは、この話は最高に面白いということ!それは間違いないです。
特に冒険ファンタジー好きにはたまらないと思います。
恋愛要素はないですが、様々な魔法要素が出てきて納得の作品ですので、読んだ方がいいです!
戦闘シーンはもう手に汗握りますので、是非ハンカチを握りしめてください!
手汗かきます!
あぁ……読み終えてしまった……まだ私は余韻に浸っていたいかも……