哀愁と愛情を放つ、星の物語

全体的に文章は荒いものの、いいと思います!感情移入させられました。特にどれにしようか、のルビはとてもイイ!
 ですが、個人的に気になったのは、描写の薄さ、です。
 人の哀愁を誘う作品だと思うので、例えば花瓶に花、ではなく花瓶に「花の名前」などを入れると、惹き立ちます。作品のテーマを持たせた(花言葉に星を持つものなど)花をさりげなく刺しておけばエピローグに再度登場させるなど使い道は多いです。
 この作品のような短く感傷的な作品は、細かい部分の描写が読者の既視感とつながり、共感を強くするので、こだわるともっとよくなると思います。

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