エピローグ
あの頃の彼の愛に近づくにはとても距離があった。愛おしい彼がまた戻ってくると信じて、私はこの高校時代の初々しかった思い出をそっとしまっておくことにした。
そして『ただいま』と言って、彼は私の元へ帰って来た。
昔、氷峰駈瑠の言った言葉が脳裏に冴え渡る。
『愛だの恋だの……語るには二十年早過ぎたかな……』
そんな過去の記憶を踏みつけて、私は彼の愛に近づく。
今は亡き過去を顧みて《柊司秋―過去編―》 メラミ @nyk-norose-nolife
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます