もつひとつの人魚姫。ふたつの、愛の物語。

落語?…なのに、人魚姫?

違和感を感じたのは、一瞬。かつては父であった、落語家の語りに引きずり込まれ、気付けば一緒に海の底。

皆が知っている、人魚姫。
作者様が紡ぐ、もうひとつの物語。

人魚姫の愛と、親子の愛。ふたつの愛がひとつになって、海の中へと溶けてゆく。

胸が熱くなりました。
忘れられない落語《ユメ》を、ありがとうございました。