海が太陽のきらり

作者 蜜柑桜

73

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★★★ Excellent!!!

日本のむかし話として語り継ぎたい、そう思えるほどの見事なお話でした。
とにかく、描写が美しく引き込まれます。
波打ち際ではしゃぐ美しい少女、水中から見上げた夕暮れどきの海、泡……(すみません、私の語彙力が足りません)。
語り手がまた、おじいさんが誰かに伝承話を語っているような、なかなかカクヨムでは見られない語り調だったので楽しめました。
一度読み始めれば、引き込まれ止まらなくなること間違いなしです!

★★★ Excellent!!!

昔話風の語りで進む『海が太陽のきらり』。
プロットは決まっているのですが、それをどう料理して仕上げるかは作者次第。
今回の『きらり』はそれはそれは味わい深いものになっています。

ほのぼの、でもあるし、ホラーでもあるし、切ないといえば切ない物語。

ああ、いいな。面白いな!

素敵な表現がさらっと出てくるのも本作の魅力です。

★★★ Excellent!!!

 少年と少女が夏の海で出会い――という、おなじプロットから執筆する企画の参加作です。

 タグでめちゃくちゃ謝ってますが(笑)老人の語り口があたたかく、昔話風にうまくまとめられていて、企画とかなんとか関係なく単純に好きです。お伽噺風味なきらり。2千文字ちょっとなのですぐ読めます。ぜひ。