★★★ Excellent!!! 波打ち際の、美しくも奇妙な昔語り 鈴草 結花 日本のむかし話として語り継ぎたい、そう思えるほどの見事なお話でした。 とにかく、描写が美しく引き込まれます。 波打ち際ではしゃぐ美しい少女、水中から見上げた夕暮れどきの海、泡……(すみません、私の語彙力が足りません)。 語り手がまた、おじいさんが誰かに伝承話を語っているような、なかなかカクヨムでは見られない語り調だったので楽しめました。 一度読み始めれば、引き込まれ止まらなくなること間違いなしです! レビューいいね! 1 2020年8月9日 17:04
★★★ Excellent!!! 第2弾のきらりは、玄米茶のごくり 九乃カナ おばあさんの語る怪異譚の形式。 縁側で、もう秋も終わり。 ガラス戸越しに葉の枯れた庭を見ながら 湯気の立つ玄米茶を手にして お盆をはさんでならんだおばあちゃんの話に 耳だけを貸す。 人恋しくなるようなお話に 仕上がっているのではないかと思います。 レビューいいね! 1 2019年11月27日 16:32
★★★ Excellent!!! こんな話があったとさ。 竹神チエ 昔話風の語りで進む『海が太陽のきらり』。 プロットは決まっているのですが、それをどう料理して仕上げるかは作者次第。 今回の『きらり』はそれはそれは味わい深いものになっています。 ほのぼの、でもあるし、ホラーでもあるし、切ないといえば切ない物語。 ああ、いいな。面白いな! 素敵な表現がさらっと出てくるのも本作の魅力です。 レビューいいね! 4 2019年10月30日 17:24
★★★ Excellent!!! 銀の輝きの中で 坂井令和(れいな) 語り口がいい味出してるホラーです。 設定を上手く改編してストーリーを成り立たせてます。 このお題でこんな話が出てくるとは! レビューいいね! 4 2019年10月30日 10:10
★★★ Excellent!!! お伽噺なきらり 野々ちえ 少年と少女が夏の海で出会い――という、おなじプロットから執筆する企画の参加作です。 タグでめちゃくちゃ謝ってますが(笑)老人の語り口があたたかく、昔話風にうまくまとめられていて、企画とかなんとか関係なく単純に好きです。お伽噺風味なきらり。2千文字ちょっとなのですぐ読めます。ぜひ。 レビューいいね! 5 2019年10月30日 09:29