第59話 近況と2分の1の魔法の感想
最近観た映画の話をダラダラと書きたいと思って久しぶりにカクヨムのマイページを開いて何となく思ったことがありました。
このエッセイ、あと50♡で1,000個なんだ。
ふーん、エッチじゃん。
ナマステ、カクヨム。お久しぶりですね。三文士です。
なにがやねん、と。思う方多いと思います。
いや冗談はさておき。♡1,000はエグいですよね。自分の作品でよもやこんな評価がつくとは思わなんだ。
まずは最近あったこと、色々と報告していきたいと思います。
「ファンタジー資料中古本事件」
ただ今バチクソ王道ファンタジー小説を執筆する為に産まれてはじめて資料を買ったんですがなにぶんお金もないのでAmazonで中古本の一番安いのをポチったわけです。
まあ今までも結構試し買いはそれで買ってて問題なかったんですけどね。
そしたら今回は、キツかったです。
まず本がスゲエ煙草臭い。僕は元喫煙者なので手に取るように分かるんですが、ページをめくる度にマルボロメンソールライト100sの臭いがぷんぷんしやがりますね。根拠はありません。
ただ冗談抜きでマジで煙草臭い。嫁さんが本を寝室に持ち込むことを禁止するレベルと言えばお察しいただけるかなと思います。
まあそれだけじゃなくて。
ひいてあるんですよ。線が。ページに。
確かに中古本てね。よくあるんですよこういうの。小説とかじゃないだけまだマシで。資料だし当然あるかなって。でもね。なんだろう。解せないんですよ。やり方が。
線がひかれてるの全部名前のとこだけ。
ファンタジー資料なんでインプとかガーゴイルとかオークとか書いてあるんですよ。
その名前だけに緑の線が引いてあるっていうね。
あーこれ完全にアレだわ。学生の時ノートだけとってまったく頭に入ってないパターンのやつだ。って思いました。だって内容に一切線が引いてない。名前だけずっと緑なんだもん。
おかしいですよね?終始名前だけなんですよ。だから名前だけに線引いて満足したクチですよきっと。
どなたか存じませんが大作を書かれていることを願うばかりです。あと売るときはせめて消臭くらいせえや。と強く思いました。
冒頭でも書いた通りようやく最近映画館に行くことができました。念願叶っての映画は感慨深いものがありました。
記念すべき第一作目は「2分の1の魔法」
まあこれね。油断してましたよ完全に。ヤられました。大泣き。まあ色々思うところもあって涙と鼻水が鬼滅の刃のエフェクトみたいになってました。
脚本がいいです。とても。展開もテンポよく飽きない。余分なものがない。
いっつも思うんですけど、なんで日本はこういう名作に余計な手を加えて上映しちゃうんですかね。マジで配給してる会社の人、センス疑います。本気でこの映画売ろうとしてる?
一見すると、ただの家族愛をテーマにしたファンタジーですよね。テーマソングとか邦題とかからそんな印象受けます。
「あーまたこういう系ね。はいはい」
ってね。
そうじゃないんです!家族愛もあるけどそれはメインじゃねえ!
※以下ネタバレを含みますのでご注意
この作品は何らかの理由で家族や恋人、親友などを亡くしてしまった人へ、それを乗り越えることの大事さを教えています。
魔法で父を生き返らせようとしますが魔法は不完全に終わり、制限時間が迫る中、兄弟は力を合わせて魔法を完成させようとします。
紆余曲折あって兄弟どちらか一人しか父に会えないとなった時、弟は兄に向かって言います。
「僕はいいから。僕は覚えていないから。けどお兄ちゃんはちゃんとお別れを言わなきゃ」
兄は父が亡くなる直前、生命維持装置に繋がれた父が怖くてお別れが言えてなかったのです。
本当は父に会いたくて仕方なかった弟でしたが、道中で頼りないと思って兄が助けてくれたこと、それによって困難を乗り越えられたこと。自分には父はいないけど兄がいること。それらを思い、兄に機会を譲る決意をします。
兄はそれを受け止めて父に会いに。
そして帰ってきた兄は他愛もない話とお別れをしたことを告げます。そして更に。
「父さんからお前にって」
とだけ言って弟を強く抱きしめます。
このシーンで涙腺が崩壊してヤバかったです。マジでヤリにきてると思いました。
以上のことから伝わったかどうか分かりませんがかなり名作です。本当に無駄がない。余計な言葉や演出がない。シンプルに突き刺さる映画でした。
大事な人の死を乗り越え今を生きる、というかなり重いテーマに反して雰囲気は至ってコミカルで明るいトーンで物語が展開されていきます。でもだからこそ余計に刺さるっていうね。
そしてだからこそ解せない。
まず日本版テーマソング。スキマスイッチの「全力少年」。いい歌ですよね?売れましたよね??キャッチーですよね。
でもね。歌と映画のテーマが全然食い違ってるんですよ!
これ決めた人、試聴してるときにインスタでもいじってたんじゃねえの?ってくらい内容を理解してない。
あと邦題。「2分の1の魔法」なにそれまんま。ていうか、そのタイトルから伝わってくるもの皆無。元がこれなら仕方ないけど原題は「ONWARD」直訳すると「前に進んで」。これはね。ダメだ。勝手に変えちゃダメなやつ。
例えば内容全然知らんけど「君の膵臓をたべたい」はタイトルに重要な意味があるんですよね。これが「病院で拾った本」とかだったらどうなんだ?って話。まあ内容知らんけど。
だったら普通に「オンワード」とか「前に進んで」でもええやんけって思うなあ。子連れの客層を獲得したいっていうんだろうけど、海外のアニメーション映画=子供向けっていう安易な考えをいい加減捨てた方がいいと思うんです。
あんなん子供に見せてどうすんだよ。と。悲し過ぎるっての。子供だって「まあまあかな」って評価になっちゃう。ちゃんと狙う客層を考えなきゃいかんですよ。
しかし名作です。重くないけど重い、そんな映画が見たい方はどうぞ。泣くことは免疫力がアップするみたいですよ。
てなわけで最近あったことの報告と映画レビューでした。
あと♡50で1,000になります。さっき思いついたんですが目標到達したら皆さんのコメントからお題募集して短編の小説を書こうと思います。よろしくお願いします!
それではまた!
続く
カクヨムロイヤルティで稼ぎたい! 三文士 @mibumi
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